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保安院が震災後初めて住民に安全策説明 原発立地の高浜町で

  • 2011年5月17日
  • 16:51
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保安院などが県内原発で行われた緊急安全対策の確認結果などを説明した住民説明会=2011年5月16日夜、福井県高浜町の内浦公民館
保安院などが県内原発で行われた緊急安全対策の確認結果などを説明した住民説明会=2011年5月16日夜、福井県高浜町の内浦公民館

 福井県高浜町と経済産業省原子力安全・保安院、関西電力は2011年5月16日夜、東日本大震災を踏まえた関電の緊急安全対策の実施状況や、今後の原子力行政などに関する住民説明会を同町内浦公民館で開いた。保安院が、立地住民に直接緊急安全対策について説明する機会は震災後、全国で初めて。3者の説明に対し、町民からは「まずは避難道路や避難先を確保すべきだ」「安全対策も大事だが、高経年化した原発をどうするのか」などと、厳しい指摘が上がった。

 同町内浦地区の住民ら約70人が出席。野瀬豊町長、高浜原発の長谷泰行所長、保安院の森下泰・地域原子力安全統括管理官らが説明に当たった。

 関電は緊急安全対策の内容や、中長期対策として送電線の強化に取り組むことなどを説明。保安院は、関電の緊急安全対策の実施状況の確認結果などを説明した上で、県内原発の運転再開に支障はないとの見解を示した。

 また野瀬町長は、原発事故が起こった場合の対応について「いかに住民の皆さんに、安全に混乱なく避難してもらうかが重要。(避難道が)1本では防災として問題があり、道路整備が早期に実現するように動いている」と述べた。そのほか津波の浸水程度、土砂災害の危険区域などを盛り込んだ防災マップ作りに取り組んでいることなどを説明。定検中の高浜1号機の起動については「もう少し新しい基準、規制を国に明確に示してもらう必要がある」と述べた。

 質疑では町民から「原発は絶対安心だと聞いて受け入れた」「事故が起きてからの安全対策など遅い」など、福島の事故を想定できなかった保安院への厳しい意見が出た。

 また、ある町民は「どんな対策をしても事故は起きる」とした上で「事故が起きたとき、私たちはどう避難できるかを行政にはまず指導してほしい」と話し、避難道路の整備や防災計画の早急な見直しを求めた。このほか、発電所内の道路や配管の耐久性などへの質問もあった。同町では26日までに青郷、高浜、和田地区でも同様の住民説明会が開かれる。


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