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コシ土台にコメ新品種候補を開発 福井県立大、着手から5年で

  • 2015年11月4日
  • 12:06
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福井県大水稲1号と、他のコメを食べ比べる学生ら=3日、永平寺町の福井大松岡キャンパス
福井県大水稲1号と、他のコメを食べ比べる学生ら=3日、永平寺町の福井大松岡キャンパス

 福井県立大生物資源学部はコシヒカリをベースとした新品種候補「福井県大水稲1号」を開発して3日、永平寺町の福井大松岡キャンパスで試食会を開いた。5年前から開発に着手し、ことしは県内の農家に依頼して試験栽培を実施。収穫した新米の食味を学生や関係者らで確かめた。

 開発の中心は県立大の三浦孝太郎講師(34)=植物分子育種学。これまでの研究では、コシヒカリの厚みは2ミリの粒の割合が多いのに対し、「県大1号」は2・2ミリが多くて収穫量が10〜20%増え、茎も太く倒伏しにくいという。三浦講師によると、食味値は80で「来年か再来年には品種登録を目指したい」と意気込む。

 あわら市清滝の農家、八木富永さん(63)の田んぼなど約3ヘクタールで行った試験栽培では、共同研究する県立大の木元久教授(51)=微生物機能学=らが開発した植物活力剤「植物剛健」を活用して無農薬・無化学肥料で育成。八木さんは「育てやすかった」と話す。

 成果のPRなどを目的に、福井市の県産業会館で21日に開かれる「ふくい味の祭典」に出展し、来場者に試食してもらう予定。この日の試食会は、その準備の一環で三浦講師や木元教授のほか、共同で同祭典に参加する福井大の藤井豊教授(60)、同大医学部の学生、八木さんらと一緒に臨んだ。コシヒカリやハナエチゼンと食べ比べて「少し香ばしい」「粘りが少ない」「コシヒカリより好きかな」などと批評し合った。

 木元教授は「酒米としての可能性も探りたい」と今後、久保田酒造(坂井市)で試験的に県大1号を使った日本酒造りなどを進める。県内ではコシヒカリよりも育てやすく、味も良い新品種「ポストこしひかり」の開発が進行中。三浦講師は「広く普及させる『ポストこしひかり』と違い、面白い品種を出すのが大学の仕事。ブランド米として付加価値を付けたい」と、希少性を売りに県大1号の定着を目指す考えを示した。


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