福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

原発緊急安全対策結果に批判の声 福井県「国の確認は一部だけ」

  • 2011年5月7日
  • 16:35
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア
  • 0

 全国の原発の緊急安全対策は適切だと2011年5月6日公表された国の確認結果に対し、福井県は「実施を求めた安全対策の一部しか確認していない」と厳しく指摘。定期検査中の関西電力美浜原発1号機や高浜原発1号機などの再起動は認められないと態度を硬化させた。

 保安院側は「(定期検査などで停止中の原発の)再起動を認めたというわけではなく、技術的に安全上問題はないということ」(森下泰・地域原子力安全統括管理官)と説明するが、国が基本方針を示さず、対応が部分的なことに、県には強い不満がくすぶっている。

 県は4月、海江田万里経済産業相に対し、明らかになっている福島第1原発事故の原因や対策に基づき暫定的な安全基準を設けるよう、具体的な対策を例示して要請。定検中の原発に関して「その基準を満たさなければ起動は困難」との考えを示していた。

 国の確認結果について県幹部は「外部電力を確保するための送電鉄塔の強化や変電所の地震・津波対策などが入っていない。福島の知見も示されていない」と批判。特に高経年化原発に対する安全対策が含まれていないことに強い不満を示した。国が定検中プラントの再起動への判断を明らかにしなかった点でも「まず国としての判断を下してから地元に説明すべきだ」とした。

 中部電力浜岡原発の全面停止を要請したことに対しても、知事はコメントで「全国の原発について基本的姿勢を示さないまま、部分的に対応していることは到底、県民、国民の理解は得られない」とし、国の政策の方向性が見えないことに不信感を示した。

 保安院は今後、地元に対する説明の日程調整を行う方針で「地元の理解を得た段階で、国として再起動に関する考え方を明確にしていく」としている。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース