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62年ぶり希少「ヨモギ」確認 ホソバムカシヨモギが大野に自生

  • 2015年10月27日
  • 17:10
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福井県内で62年ぶりに自生が確認されたホソバムカシヨモギ(赤井さん提供)
福井県内で62年ぶりに自生が確認されたホソバムカシヨモギ(赤井さん提供)

 環境省のレッドリストで絶滅危惧2類(絶滅の危険が増大している種)、福井県のレッドデータブックでは同1類(絶滅の危機にひんしている種)に指定されている希少な植物ホソバムカシヨモギの自生が、福井県内で62年ぶりに確認された。関係者の間では、県内で既に絶滅した可能性が高いと考えられていただけに、発見した専門家は詳しい調査と保全対策の必要性を訴えている。

 ホソバムカシヨモギはキク科の多年草で、国内だけに生育する固有変種。本州の一部に生育記録があるが、もともと数が少なく生育域が限られている上に、近年は気候の変化の影響などで急速に姿を消しつつある。県内では1953年に大野市で採集されて以来、確認されていなかった。

 環境省の希少野生動植物種保存推進員などを務めた植物資源研究機構設立準備室代表の赤井賢成さん(48)=福井市=と、丹生高で生物を担当している黒田明穂教諭(43)が8月下旬、大野市の山中を調査した際に自生地を見つけた。少なくとも約50株あったという。

 赤井さんは「現在は福井県が生育地の西限になっている可能性がある。自生が確認できて安心した」と話す。その上で「発芽条件や数が減った理由など詳しい生態は分かっていない。調査を続け、個体数や生育環境の変化を注視する必要がある。絶滅を回避するため、種子の冷凍保存など自生地以外での保全対策も検討すべきだ」と指摘している。

 ホソバムカシヨモギ キク科の多年草。丈は15〜60センチほどで、8〜9月に白い花を多く付ける。日当たりがよく砂、小石が多い奥山の川沿いや崩れた斜面などに生息する。外見は外来種のアレチノギクの仲間とよく似ていて見逃されやすいという。


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