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除染で使ったマスクや手袋を投棄 コンビニ店頭のごみ箱に

  • 2015年10月26日
  • 09:11
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 東京電力福島第1原発事故に伴う国の除染作業で使用されたマスクや手袋が、福島県内の複数の地域でコンビニなどのごみ箱に捨てられるケースが常態化していることが25日、関係者への取材で分かった。厚生労働省福島労働局は、被ばく対策や汚染廃棄物の扱いを定めた労働安全衛生法に違反する疑いもあるとしている。

 共同通信の取材に複数のコンビニや除染業者が、除染が本格化した2012年から投棄が続いていると認めた。

 環境省によると、これまで郡山市、田村市、南相馬市、楢葉町から苦情や通報があり、今年3月と8月に業者に改善を指導。環境省は「業者には法令順守を求めており、引き続き適切に指導したい」としている。

 捨てられたマスクや手袋には放射性物質が付着している可能性があるが、ごみ箱に捨てられたものは一般廃棄物として処分されている。コンビニ従業員らの健康被害は確認されていない。

 コンビニ経営者の一人は「業者に苦情を言っても、なくならない」と投棄が常態化している実態を訴える。

 国直轄の「除染特別地域」で使用されたマスクや手袋は使用後、放射線量を計測することが法令で義務付けられている。一定以上の汚染が確認されれば地域外に持ち出すことは禁じられ、汚染土壌と同様に中間貯蔵施設で保管される。

 厚労省や環境省によると、煩雑な手続きを嫌って使用後のマスクや手袋の汚染計測を実施していない業者も多く、コンビニなどへの投棄は後を絶たない。

 環境省への通報事例がない伊達市でも、除染作業を終えた作業員が立ち寄るコンビニで、屋外のごみ箱に除染で使われたとみられるマスクや手袋が捨てられていた。

 飯舘村で除染作業に当たる作業員は「現場に手袋やマスクの汚染計測の設備はあるがやっていない。面倒なのでそのままコンビニや宿舎で捨てている」と証言した。


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