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東京電力、海水モニタリング強化 福島第1原発の汚染水対策効果を確認へ

  • 2015年10月25日
  • 14:08
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福島第1原発周辺のモニタリング地点
福島第1原発周辺のモニタリング地点

 東京電力は福島第1原発の汚染水対策の効果を確認するため、海水中の放射性物質を計測するモニタリングの回数を増やすなど監視強化に乗り出した。建屋周囲の「サブドレン」と呼ばれる井戸からくみ上げ、浄化した地下水の海洋放出を9月に開始し、地元が不安を感じていることを踏まえ、取り組みの拡充が必要と判断した。

 26日にも汚染地下水が護岸を越えて海に染み出るのを防ぐ鋼鉄製の「海側遮水壁」が完成し、汚染水対策が一通り出そろう。監視強化を通じ、海洋汚染や風評被害を懸念する自治体や漁業関係者の理解を得たい考えだ。

 東電は第1原発の港湾内外など23カ所で海水を採取し、セシウムなどの放射性物質を検査している。このうち港湾の内側と外側の各1カ所で検査項目を拡大したほか、分析にこれまで以上に時間をかけることにより精度を上げ、従来は検出できなかった微量の放射性物質も検出できるようにした。

 さらに海側遮水壁の完成前後のデータを収集、分析するため、港湾内のストロンチウム検査を従来の月1回から週1回に増やした。

 第1原発の汚染水は、1〜4号機の建屋に流れ込む1日約300トンの地下水の影響で増え続けており、廃炉作業の大きな障害となっている。東電は地下水の海洋放出などの対策で流入を半減できると見込んでいるが、効果の確認には時間がかかるとみられる。

 また1〜4号機の建屋近くを通る排水路では、大雨のたびに放射性物質を含む汚染雨水が海に流出するトラブルが続くなど、地元の不安解消にはほど遠い状況にある。東電は「強化したモニタリングの結果を分析し、必要があれば追加の汚染水対策も検討する」としている。(共同)


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