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関電、高浜で大事故想定防災訓練 「再稼働」最終検査進む中

  • 2015年10月24日
  • 11:11
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大容量ポンプをクレーンで取水路に降ろす作業員=23日、福井県高浜町田ノ浦の高浜原発
大容量ポンプをクレーンで取水路に降ろす作業員=23日、福井県高浜町田ノ浦の高浜原発

 関西電力は23日、再稼働に向けた最終検査が進む福井県の高浜原発で、重大事故を想定した原子力防災訓練を行った。社員ら約190人は、原子炉格納容器内を冷やすため、海水を送り込む大容量ポンプの接続やがれきの撤去などの手順を確認した。

 事故制圧体制の強化は、県が再稼働に関する地元同意の前提条件として求めている。訓練は、県原子力安全専門委員会のメンバー6人が見学した。今後の会合で検証していく。

 本県で震度6強の地震が発生し全ての交流電源が喪失。4号機は1次冷却材が喪失し、3号機は炉心が損傷して原子炉容器が破損したとの想定で行われた。休日の事故とし、参加者には事前にシナリオを明かさずに検証した。

 3、4号機の取水路では、原子炉冷却などに使う海水ポンプが機能を失った際に原子炉格納容器内を冷やすため、海水を送り込む大容量ポンプの接続訓練を行った。

 防護服にマスクを着けた作業員約10人が、海水をくみ上げるポンプを取水路にクレーンで降ろしたり、海水を送るための長さ約50メートルのホースを、ポンプ車につないだりする流れをチェックした。

 発電所構内の東側敷地では、重機を使い岩や木材などを撤去し通路を確保する方法を確かめた。

 八木誠社長は大阪からヘリで嶺南に入り、美浜町の原子力事業本部で指揮を執った。訓練後、八木社長は「かなり踏み込んだ訓練をしたのではないかと思っている。問題点をいかに改善し次につなげるかが大事。より実効性のある事故時制圧体制を構築できるよう取り組んでいきたい」と総括した。

 再稼働をめぐっては、高浜町会が同意。野瀬豊町長は年内に同意判断を行うと明言している。西川知事は規制委の審査の進み具合や野瀬町長の意向、県会の議論を踏まえ、判断する考えを示している。ただ、福井地裁の運転差し止め仮処分決定をめぐる異議審が継続しており、再稼働時期は見通せない。


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