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恐竜マスコットキャラは浸透した? 活躍限定的、王国繁栄はまだ先に

  • 2015年10月23日
  • 15:40
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JR福井駅前でポーズを決めるラプト(右端)、サウタン(左から2体目)、ティッチー(左端)=3月、福井県福井市中央1丁目
JR福井駅前でポーズを決めるラプト(右端)、サウタン(左から2体目)、ティッチー(左端)=3月、福井県福井市中央1丁目

 恐竜王国福井をPRしようと、福井県のマスコットキャラクターのラプト、サウタン、ティッチーが、昨年2月に「ジュラチック王国=Wワードファイル=から、時空トンネルを越えて」やってきてから1年半が経過した。今年2月には、さらに17体が王国の仲間に加わり20体体制となっている。ただ着ぐるみがある3体は週末を中心に活動の幅を広げる一方、17体はイラストのみで活躍は限定的。これまでに約5900万円の県関連予算が投じられているが「王国の繁栄」には至っていないようだ。

 ■「見かけない」

 「えっ、20体もいたんですか」。大阪府高槻市から恐竜博物館を訪れ、JR福井駅の恐竜モニュメントを見学していた豊川泰行さん(33)は、ジュラチック王国の全キャラクターが描かれたベンチを見て目を丸くした。「(ラプト、サウタン、ティッチーの)3体はあちこちで見たけど、ほかは全く見かけなかった」と苦笑いだ。

 福井県ブランド営業課によると、3体はこれまで県内外400回のイベントに出没した。10月も週末は予定がいっぱいで、「時空トンネルを使って」(同課)福井―東京間を“瞬間移動”することもある。

 「恐竜化石だけだと子ども受けしないだろうが、キャラクターがいれば親しみが持てますよね」。豊川さんがそう話すように、県立恐竜博物館に3体が出没すれば、子どもたちの熱烈な歓迎を受ける。福井県出身の人気アイドルとのコラボも展開している。

 ただ、追加された17体については同博物館でさえ利用しておらず、今後の活用も未定という。

 ■発表2日で路線変更

 そもそも福井県が17体を追加したのは、勝山の恐竜を福井全体の恐竜ブランドとして認知度を高める狙いがあった。当初の紹介文には「とさかは東尋坊の岸壁のよう」「三方五湖の上を飛び回る」といったように、それぞれのキャラクターの特徴と、全17市町の名所などを織り込んでいた。

 ところが「市町限定のキャラクターのように見える」との理由で、発表からわずか2日後に紹介文を変更した。具体的に市町を連想させるものは削除し、出だしから17体のコンセプトの不安定さを露呈した。

 ■人気と比例

 ジュラチック関連商品は、現段階で約220点ある。ラプトなど3体が発表された際、「年内に千アイテムまで増やす」としていた目標の4分の1にも達していない。

 関連商品を販売している県内のある企業の担当者は「キャラクターグッズの売れ行きは、キャラクターそのものの人気に比例する」と明かす。ラプトなど3体の商品は売れ行きを伸ばしているものの、追加17体の関連商品を作るかは「今後の動向を見極めたい」と様子見だ。

 9月県会の一般質問では「ジュラチックたいそう」の振り付けをした清水智信県議が「県民と一緒に取り組む姿勢が弱い」と県側の今後の展開を明確化するよう求めた。

 これに対し佐々木康男観光営業部長は、活用実績や県外大手企業との商品製作交渉の進み具合を紹介し「県民や民間事業者とのコラボを進め、定着を図っていく」と答弁している。


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