福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

もんじゅで規制委が文科省を批判 設置許可取り消し「排除しない」

  • 2015年10月22日
  • 10:37
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア
  • 0

 日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)で機器点検をめぐる管理ミスが相次いでいる問題で、原子力規制委員会は21日の定例会合で、原子力機構を所管する文部科学省の田中正朗研究開発局長から意見聴取した。田中局長は「機構の改善は前進している」と説明したが、委員からは「及第点に達していない」「改善の途上という説明は繰り返し受けた。ラストチャンスは過ぎた」などと厳しい批判が相次いだ。

 規制委は機構の児玉敏雄理事長からも11月上旬に意見を聞く方針。規制委の田中俊一委員長は会合後の記者会見で「文科省の説明は、われわれが納得できる段階のものではない」と話し、今後の対応については慎重に検討するとした。原子炉等規制法で定められた設置許可の取り消し処分についても「排除しない」と述べた。

 会合で田中局長は、2013年5月に設置した文科省の改革本部で、安全性を最優先に組織改革を進めてきたと説明。「不十分だが、機構の改善は着実に進んでいる」と述べ、技術的な蓄積がある機構が引き続きもんじゅを運用するべきだと主張した。

 これに対し更田豊志委員は「文科省がさまざまな手を打っているのは理解できるが、結果が出ないことに問題の深刻さがある」と批判。田中知委員は1995年のナトリウム漏れ事故に触れ「機構はこれまで改革を繰り返してきたが、満足できる成果は得られていない」と述べ、もんじゅの運転管理を機構に委ねることについて「まだ及第点に達していない」と指摘した。

 もんじゅの機器点検漏れは2012年11月に発覚。規制委は13年5月、再発防止体制が構築されるまで事実上の運転禁止命令を出した。しかしその後も点検をめぐる管理ミスが相次ぎ、今年9月には機器の点検期間や方法を決める前提となる安全上の重要度分類が間違っていたことが判明した。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース