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「原発の安全性、国民説明を」 福井県が規制委に要請

  • 2015年10月22日
  • 10:42
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杉本福井県副知事に高浜原発3、4号機の審査結果を説明する原子力規制庁の山形管理官=21日、県庁
杉本副知事に高浜原発3、4号機の審査結果を説明する原子力規制庁の山形管理官=21日、県庁

 原子力規制庁の山形浩史安全規制管理官が21日、福井県庁を訪れ、原子力規制委員会の安全審査が終了した関西電力高浜原発3、4号機(同県高浜町)について、杉本達治副知事に審査結果を説明した。杉本副知事は審査内容を一定評価した上で、規制委に対し、原発の安全性に対する国民理解の促進や現場の監視体制を強化することなど4点を要望した。

 規制委は2月に、2基が新規制基準に適合するとした審査書を決定。今月9日までに工事計画や保安規定を認可し、すべての安全審査を終えた。現在は再稼働前の最終手続きとなる使用前検査に入っている。

 県が規制委に審査結果の説明を求めていたのに応じ、山形管理官が来県。説明では、再稼働前に関電の事故時の対応要員が実際に時間内に作業できるかどうかのテストを行うと述べた。

 杉本副知事は「相当厳しい基準で、過酷な条件も設定した上で審査をパスしている」と評価。その上で、規制委の田中俊一委員長が「安全だということは申し上げない」と発言していることに関し、「国民を不安なままにしている」と指摘した。審査内容や安全性について国民に積極的に説明するよう求めた。

 規制委の監視体制については、米国やフランスに比べ現地事務所の職員数の割合が低い点を挙げ「非常に脆弱(ぜいじゃく)だと危惧している」と批判。現地体制の強化を要請した。

 このほか規制委の事故制圧体制を訓練で確認することや、県原子力安全専門委員会の場での説明も求めた。

 これに対し山形管理官は「分かりやすく説明することが大きな課題だが、(高浜町に提供した)ビデオや住民説明会、専門家同士の議論などいろいろな形で取り組み、理解してもらえるよう努めたい」と強調した。

 西川知事は再稼働に向けた地元の同意手続きで、高浜町長の意向や県会の議論、県専門委での安全性の確認を踏まえ判断する方針だが、日程はまだ見通せていない。


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