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福島第1原発3号機にカメラ投入へ 格納容器内部調査10月中に開始

  • 2015年10月18日
  • 13:51
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 東京電力福島第1原発の廃炉作業で最も難しい課題が、炉心から溶け落ちた燃料(燃料デブリ)の取り出しだ。東電は取り出しに向けた第一歩として、3号機の原子炉格納容器内に計測器付きの小型カメラを投入する調査を10月中にも始める。

 ロボットによる本格的な調査を見据え、まずは容器内にたまる水の温度や水位、障害物があるかなどを確認するのが狙いだ。

 調査の最初の段階では、格納容器の貫通部(直径約14センチ)からカメラを投入。容器内にたまっている水面上の空間部を撮影し、放射線量を測定する。

 次いで、温度計付きのカメラに切り替えて水中を調査する。この調査により、これまで推測するしかなかった水位が実測できると見込まれている。カメラを格納容器底部まで下ろし、水温の変化も調べる。

 さらに別の装置で容器内の水を採取して放射性物質の濃度や塩素濃度、酸性・アルカリ性の度合いを分析し、構造物がさびやすい状況にあるのかどうか調べる。

 一連の調査終了後には、常設の温度計と水位計を設置する。

 格納容器内の調査は1号機で4月にロボットを使って実施。2号機でも8月に予定していたが、作業環境の整備に手間取り、年明け以降に延びる可能性が出ている。

 3号機は容器内の水位が1、2号機に比べて高いとみられ、1号機でロボットが走行して調査した網状の床も完全に水没していると推定される。今後は水中で作業できるロボットの開発や、容器内の水抜きなどの対応が必要となる。

 ただ今後のロボット調査で燃料デブリが確認できたとしても、具体的な取り出し方法は定まっていない。政府の中長期ロードマップ(工程表)では、2021年中に1〜3号機のいずれかで燃料デブリの取り出しを始めるとしている。


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