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日本海側の津波データ蓄積重要 福井で県原子力安全専門委

  • 2011年3月26日
  • 15:33
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福島第1原発の事故を受けて開かれた福井県原子力安全専門委員会=2011年3月25日、アオッサ
福島第1原発の事故を受けて開かれた福井県原子力安全専門委員会=2011年3月25日、アオッサ

 福井県原子力安全専門委員会が2011年3月25日、福井市のアオッサで開かれ、地震工学、地質学が専門の臨時委員2氏が東日本大震災と津波のメカニズムなどを説明した。福島第1原発の電源喪失は津波による可能性が高いとし、日本海側で過去に起こった津波のデータを蓄積することが重要だとした。

 釜江克宏京都大原子炉実験所教授(地震工学)と竹村恵二同大大学院教授(地質学)が地震、津波に関する知見を説明した。釜江教授は「地震の観測記録を総合的に考えると、津波が電源喪失を引き起こした最大の要因」とした上で、津波対策が万全であれば防止できたと指摘した。

 竹村教授は、日本海側で巨大地震が起きる頻度は太平洋側より低いと指摘。日本海側で発生した津波の痕跡をより過去にさかのぼって調査し、データを蓄積することが重要だとした。海域の活断層の調査や調査精度の向上に加え、日本海東縁部での断層活動による津波影響評価の精度を高めることも不可欠とした。

 中川英之委員長は、福島第1原発の電源喪失の要因は津波だったとの前提で、県内の原発で行われている耐震安全性再点検の基準となっている国の新指針について「見直しは(東日本の)地震の態様がはっきりしてからの話になるが、基本的には新指針でいけるのではないか」との見方を示した。

 委員会には県内の3電力事業者も出席し、福島の事故を受けた地震・津波対策を説明した。関電は非常用ディーゼル発電機に使う燃料の備蓄量を増やすため、各サイトにタンクローリーを配備する方針を示した。水素爆発への対応では、原子炉格納容器が小さい大飯1、2号機には防止装置を装備しており、その他の原発でも設置を検討するとした。


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