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高浜原発3、4号機の全審査終了 全国2例目、地元判など焦点

  • 2015年10月10日
  • 09:09
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九州電力川内原発に次いで再稼働に向けた手続きが進む関西電力高浜3、4号機=2015年4月、福井県高浜町田ノ浦(福井新聞社ヘリから)
九州電力川内原発に次いで再稼働に向けた手続きが進む関西電力高浜3、4号機=2015年4月、福井県高浜町田ノ浦(福井新聞社社ヘリから)

 原子力規制委員会は9日、関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転管理ルールを定めた保安規定と、4号機の設備の詳細設計をまとめた工事計画を認可した。これで2基の再稼働に必要な全ての安全審査の手続きを終えた。審査完了は九州電力川内(せんだい)1、2号機(鹿児島県)に続き全国2例目。

 今後は再稼働前の最終手続きとなる使用前検査や、地元の同意手続きが焦点となる。ただ、運転差し止めを命じた福井地方裁判所(地裁)の仮処分決定をめぐる異議審が継続しており、決定が覆らない限り差し止めの効力は続くため、再稼働時期は見通せない。

 4号機の工事計画では、3号機と共用する放水口側防潮堤などを含め、約310設備が認可された。関電は認可を受け、現地で設備の性能を確認する使用前検査をすみやかに申請する方針。

 3号機では既に同検査に入っており、関電は今月中旬に燃料装荷、11月上旬に再稼働する工程を示している。しかし、仮処分の異議審では福井地裁が審理を11月中旬まで続けることを決めており、工程見直しは必至。関電は「今後の工程は今回の認可を踏まえ検討していきたい」とした。

 一方、再稼働に向けた地元の同意手続きに関しては、既に地元の高浜町会が同意。野瀬豊町長は仮処分の異議審の行方にかかわらず、年内に判断する考えを示している。

 福井県は工事計画と保安規定の審査が完了したのを受け、県原子力安全専門委員会で安全性の検証を進める。会合は現地調査も含めて複数回開く方針。

 櫻本宏安全環境部長は同日、記者団の取材に応じ、県専門委での確認のほか「要請事項(再稼働を判断するための5条件)に対する国や事業者の対応を確認した上で、県会、高浜町長の意見を十分聞き、県民に信頼される判断をしていく」と強調。異議審の司法手続きとは関係なく判断するとした。

 野瀬高浜町長も同日コメントを発表し「審査のプロセスがまた一歩進んだことは、あらためて評価したい。順調に使用前検査が進むことが望まれる」とした。


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