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高浜原発の来月再稼働は困難に 福井地裁が異議審を継続

  • 2015年10月9日
  • 10:26
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関西電力高浜原発3、4号機=2015年4月、福井県高浜町田ノ浦(福井新聞社ヘリから撮影)
関西電力高浜原発3、4号機=2015年4月、福井県高浜町田ノ浦(福井新聞社ヘリから撮影)

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働差し止めを命じた仮処分決定を不服として、関電が申し立てた異議の第3回審尋が8日、福井地裁(林潤裁判長)であった。審理は終結せず、11月13日も審尋が行われることが決まった。同地裁が仮処分を覆す判断をしない限り差し止めの効力は続くため、関電が想定する11月の再稼働は極めて困難になった。

 2基は2月、原子力規制委員会の新規制基準に基づく審査に事実上合格。3号機では既に再稼働前の最終手続きとなる使用前検査が始まっており、関電は今月中旬に燃料装荷、11月上旬に原子炉を起動する工程を示している。しかし異議審の審理が続くため、工程の延期を迫られるとみられる。

 審尋では住民側の口頭説明が行われ、規制委が了承した高浜の基準地震動(耐震設計で目安となる地震の揺れ)について、計算式の不十分さを指摘し「さらに余裕を持たせなければならない」などと主張した。

 住民側によると、林裁判長は今後の進行協議で「多くの論点があり、争点がかみ合っていない。双方の主張を明確にするために11月13日も行う。次回で主張は全部終えるようにしてほしい」などと説明。審理の終結時期は明言せず「次回で終えられるか検討する」と述べた。

 住民側弁護団は「(主張に対し)裁判所の理解は進んでいる」と手応えを述べた。元裁判官の井戸謙一弁護士は「仮に次回で審理が終結したとしても双方の準備書面の量は膨大で、(地裁の判断は)早くても年末ぎりぎりになる」との見方を示した。

 一方、関電は「仮処分命令を取り消す判断をしていただけるよう、今後も裁判所の訴訟指揮に応じ真摯(しんし)に対応する」とコメント。「規制委の審査や立地地域の理解を得て、安全が確認された原発の再稼働に取り組む」とした。


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