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「核燃サイクルやらない方がよい」 前規制委員長、国策に異論

  • 2019年3月2日
  • 09:15
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 2011年3月の東京電力福島第1原発事故を教訓に発足した原子力規制委員会の初代委員長を務めた田中俊一氏が3月1日、東京都内で開かれた地方新聞エネルギー研究会の会合で講演した。原発の使用済み核燃料を化学処理(再処理)してプルトニウムを取り出し、燃料に再利用する核燃料サイクル政策について「個人的にはやらない方がよい」と述べ、かつての国の規制当局トップが国策に異論を唱えた。


 プルトニウムは核兵器にも転用可能とされ、日本は国内外に約47トンを保有している。田中氏は、規制委の審査が大詰めを迎えている日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)が本格稼働すれば、日本の保有量がさらに増加すると指摘。「(プルトニウムを消費する)高速炉も実現していない。再処理しても行き場がない。原子力政策を見直さないといけない」とも話した。


 田中氏は福島市出身で、12年9月に委員長に就任。任期満了に伴い17年9月に退任し、現在は福島県飯舘村の復興アドバイザーを務めている。



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