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脱原発、合意求め立候補へ 鹿児島知事、路線後退で

  • 2019年2月18日
  • 09:32
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川内原発1・2号機(上)と、2016年知事選を巡り記者会見する三反園氏(左)と平良氏のコラージュ
川内原発1・2号機(上)と、2016年知事選を巡り記者会見する三反園氏(左)と平良氏のコラージュ

 2016年の鹿児島県知事選で三反園訓知事と脱原発の政策協定を結び、立候補を取りやめた平良行雄さん(59)が4月の県議選に出馬する。就任後、三反園氏の脱原発路線は後退し、平良さんとの面会にも応じていない。「合意を守るよう議会で訴えたい」と出馬の理由を語る。


 知事選には他に当時の現職伊藤祐一郎氏と、脱原発を掲げる三反園氏が立候補を表明していた。伊藤氏は新規制基準下での九州電力川内原発(同県薩摩川内市)の再稼働を容認しており、平良さんは周囲から「現職への批判票が割れる」として一本化を求められた。


 告示日が迫る中、原発の安全性を検証する専門家委員会設置などを盛り込んだ合意文書を交わし、平良さんは出馬を辞退。反原発団体からも支援を受けた三反園氏は8万票以上の差で勝利した。


 当選後、三反園氏は合意文書の熊本地震の影響を調査するための原発停止は要請したが、専門家委が2カ月弱で「影響は認められない」との意見書をまとめると「現状では強い対応は取らない」として稼働を事実上容認。判断の詳細は明かさなかった。


 専門家委のメンバーも当初は反原発派を含め幅広く人選する意向を示したが、議会で「記憶に定かでない」と答弁した。座長に就いた有識者は廃炉について「検討しない」と言い切り、九電から研究費を受け取っていたことも明らかになった。


 両者の合意には「原発を廃炉にする方向で取り組むことで一致した」と明記されている。平良さんは「協定の要だったはずなのに、その意思は全く見えない」と嘆く。県や本人に電話して面会を求めても応答はない。記者会見で三反園氏は「(協定の)主要な部分は守った」と主張。面会しない理由については「必要があればどなたとでも会う」と繰り返すだけだ。


 「選挙に勝つために自分は利用されたのか」。仲間からは「三反園氏を信じて投票したのに、だまされたな」と言われ、責任を感じた。「今からでも遅くない。一緒に、原発のない社会をすぐにでも実現しよう」と直接呼び掛けたい。



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