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福島第1原発2号のデブリ「取り出せる」 東電 先行実施の可能性

  • 2019年2月14日
  • 14:15
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福島第1原発2号機の原子炉格納容器内で、デブリの可能性がある堆積物を機器で持ち上げた調査の様子=13日(東京電力提供)
福島第1原発2号機の原子炉格納容器内で、デブリの可能性がある堆積物を機器で持ち上げた調査の様子=13日(東京電力提供)

 東京電力は13日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内で溶け落ちた核燃料(デブリ)に触れて、硬さなど性状を確かめる初めての調査を実施し、デブリの可能性がある小石状の堆積物を持ち上げることができたと明らかにした。東電はこれらを格納容器の外部に取り出せるとの認識を示した。格納容器側面の貫通部からパイプ型の機器を挿入し、2本の「指」が開閉する遠隔操作の装置を使って調べた。


 30~40年かかるとされる廃炉作業の中でも最難関のデブリ取り出しの実現に向けた一歩。炉心溶融(メルトダウン)が起きた1~3号機のうち、2号機から先行して取り出す可能性が高まった。


 調査は同日午前7時ごろから午後3時すぎにかけ実施した。格納容器内は極めて放射線量が高いため、遠隔操作できる装置を使用。原子炉圧力容器の真下にある格子状の作業用足場の脱落部分から、パイプ先端の装置をケーブルで格納容器の底までつり下ろし、6カ所で堆積物に接触させた。


 そのうち5カ所で、数センチの大きさの小石状の堆積物や棒状の構造物が動くことを確認し、一部は最大5センチの高さまで持ち上げることができた。一定の硬さがあり、崩れたり、形が変わったりする物はなかった。一方、粘土状に見えた堆積物は持ち上げられず、比較的硬い可能性があるという。


 記者会見した東電の大山勝義広報担当は「動かすことができたことで、デブリ取り出しが成り立つ証明になった。だが、つまみ出せない物は、機器開発も必要になる」と話した。


 2011年の炉心溶融事故で1~3号機の内部には大量のデブリが残る。調査は2号機が最も進んでいる。東電は今回の接触調査を踏まえ、19年度後半に少量のデブリを取り出すサンプリング調査を計画している。



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