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敦賀で五穀豊穣願う「だのせ祭り」 田植えなど表現、独特の踊り

  • 2019年2月11日
  • 14:35
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えぶりさしが登場した子ども組の田植え踊り=2月10日、福井県敦賀市の野坂公民館
えぶりさしが登場した子ども組の田植え踊り=2月10日、福井県敦賀市の野坂公民館

 1年間の豊作を願って室町時代から続く福井県敦賀市野坂の神事「だのせ祭り」が2月10日、区内の野坂公民館などで営まれた。集まった地域住民ら約100人を前に、紺色の衣装姿の地元児童や男衆が登場。耕作や田植えの様子を表現する独特の踊りを、汗だくになって奉納した。


 県指定無形民俗文化財の同祭りは五穀豊穣を願う予祝芸能の一種。「だのせ」は農耕に精を出す田主をたたえる表現という。演者は区内の約30人で、男子児童と大人それぞれが6人一組になり、田起こしを表現する「田打ち」と、苗を植える「田植え」の踊りを交互に3回ずつ奉納した。


 演者は「素襖(すおう)」と呼ばれる紺色の衣装を着用。子ども組の田打ち踊りで幕を開けた。りりしい表情の6人は「だのせのせのやー」と掛け声を発しながらエゴの木の枝で何度も太鼓を打ち、田を耕す姿を力強く演じた。


 続く田植え踊りでは、男衆が苗に見立てたスギの青葉を手に、太鼓を囲んで背中合わせに押し合って足を上げたり、前に飛び跳ねて苗を植えたりする動作を繰り返した。各踊りの途中には「福の種」とされる米粒を豪快にまく「福男」や田をならす「えぶりさし」、昼食を届ける女性役の「小昼(こびる)もち」も登場。踊りが終わる度に来賓や子どもらが「果報者」として胴上げされ、会場は終始にぎやかな雰囲気となっていた。


 多くの地域住民が舞台前にずらりと並び、迫力ある踊りを見物。汗だくの演者らに大きな拍手を送っていた。小学2年生の時から毎年参加してきた粟野小6年の男子児童は「今年はえぶりさしをしっかり演じられた。伝統の祭りなので、絶えることのないようこれからも続いてほしい」と願っていた。


 奉納を前に、区内で採れたもち米で作った「ひし餅」をお供えする神事が近くの野坂神社で営まれた。


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