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再処理工場が審査合格へ 青森・六ケ所村の国の核燃サイクル中核施設 稼働21年度以降に

  • 2019年1月29日
  • 10:15
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審査合格が確実の見通しとなった使用済み核燃料再処理工場=青森県六ケ所村
審査合格が確実の見通しとなった使用済み核燃料再処理工場=青森県六ケ所村

 原発の使用済み核燃料を化学処理(再処理)して、燃料に再利用するプルトニウムなどを取り出す日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)を巡り、原子力規制委員会は1月28日、審査会合を開いた。本格稼働に必要な審査では昨年9月に主要な議論を終えたが、その後、再処理工場に特有の事故対策を確認する必要が生じ、原燃に追加説明を求めていた。会合では異論が出ず、これで審査合格確実の見通しとなった。


 審査で議論した安全対策全般を事務局がまとめる「審査書案」の作成作業は詰めの段階となり、作成後、規制委が会合で了承すれば事実上の合格となり、意見公募などを経て正式合格となる。


 再処理工場は、使用済み燃料を再利用する国策「核燃料サイクル」の中核施設。1993年の着工後、トラブルなどで完成が20年以上遅れているが、原燃は2021年度上半期の完成を目指している。総事業費は13兆9300億円の見通し。審査に正式合格しても本格稼働は完成以降になる。


 使用済み燃料から抽出したプルトニウムは、核兵器に転用可能とされるが、再利用したプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料は、燃やす原発の再稼働が進まない。そうした現状で再処理工場が稼働すればプルトニウムの大量保有につながりかねず、国際社会から厳しい目を向けられる可能性がある。


 原燃は会合後、規制委に指摘された事故対策の事項などを反映させた「補正書」を遅くとも3月末までに提出する意向を示した。


 これまでの審査では規制委が昨年9月、地震や津波対策などに関する主要な議論を終え、事務局の原子力規制庁が審査書案の作成に入った。


 しかし審査書案作成の過程で、冷却系統の故障などで放射性物質を含む廃液が蒸発する事故の対策などを改めて確認する必要が生じ、審査会合で議論することになった。



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