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高浜原発「緊急時対策所」完成7月に 斜面亀裂「年度内」から遅れ

  • 2019年1月10日
  • 14:22
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 関西電力高浜原発1~4号機(福井県高浜町)共通の事故時対応拠点として敷地内に整備が進んでいる「緊急時対策所」の完成が、直近で予定していた年度内から今年7月ごろにずれ込むことが9日、関電への取材で分かった。付近の斜面で昨年7月に亀裂が見つかり、工事を中断しているため。当初計画の2015年度上期からは4年近く遅れることになる。


 営業運転中の3、4号機の対策所は現在、1、2号機に燃料を装荷しないことを前提に同建屋内に設置している。関電は同日、この建屋内の対策所撤去工事の開始を7月以降とする工事計画の変更を原子力規制委員会に届け出た。撤去工事は9月に終わる見通しで、10月にも営業運転開始の環境が整う1号機の再稼働工程に影響は与えないとみられる。


 対策所は当初、敷地内に同じく建設中の免震事務棟内に置く予定だった。しかし基準地震動(耐震設計の目安となる揺れ)の引き上げなどで、事務棟から分離して耐震構造の対策所を建てるよう計画を変更し、17年度末の完成予定とした。さらに地質調査を進めた結果、支持地盤が予想以上に深いことが分かり、完成を18年度中に再変更していた。


 今回の遅れは、西日本豪雨後の昨年7月9日、対策所付近の斜面のモルタルに最長約7メートルの亀裂が11本確認されたことを受けたもの。雨水の影響でモルタルを吹き付けた岩盤の形状が奥行き約2~3メートルの範囲で変化しており、地震で崩壊しないことを確認してはいるが、安全のため対策所の屋外工事を中断している。斜面対策工事のめどがつき次第、工事を再開するという。


 一方、対策所とは別の場所で建設が進む免震事務棟は予定通り年度内に完成する見込み。



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