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関電、大飯原発の鍵を不適切管理 承認得ず社員らに貸し出す

  • 2018年12月18日
  • 13:25
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 原子力規制委員会は12月17日、関西電力に対し、大飯原発の核物質防護規定の順守義務違反で注意文書を出した。同原発の核物質防護区域に通じるフェンスの扉の鍵を管理する安全・防災室員2人が、同室課長の承認を得ていない関電社員と協力会社社員の計2人に貸し出していた。鍵の貸し出しは同室課長に書類で承認をもらい、鍵の受け渡しの際に書類の確認が必要。4人はそれを認識していたが、承認を得ず、確認も行っていなかった。


 今年8月の規制委の現地調査で見つかった。注意文書で規制委は「法令順守や核物質防護の重要性に関する意識の不足」と指摘した。


 関電によると、防護区域の出入りを管理する安全・防災室員2人はそれぞれ昨年9月以降、同区域内のタービン建屋に通じるフェンスの扉の鍵を関電社員に5本、協力会社社員に9本貸し出した。


 規制委の調査に対し、社員ら4人は「(書類での確認などの)必要性の認識はあった」と回答したという。一部の鍵は今年8月まで貸したままだった。


 対策として、14本の鍵が使用できないよう、新しい別の鍵に交換した。借りた鍵は毎日返還することを規則に明記した。


 このほか、今年1~8月のタービン建屋での資機材の搬入搬出を行った213件のうち、29件は警備員を立てずに実施していた。


 関電は「核物質防護管理者である安全・防災室長に責任がある」としながらも、「悪意を持って行ったものではなく、核物質の持ち出しなどの重大な影響はなかったことから、処分は行わない」としている。


 原発などの原子力施設に保管される核物質が盗まれると、テロに悪用される懸念がある。核兵器への転用を防ぐためにも、国は原子力事業者に厳重な管理を求めている。


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