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東日本大震災前、中央防災会議が地震否定 島崎邦彦氏の調書要旨

  • 2015年9月26日
  • 08:56
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 島崎邦彦・地震予知連絡会会長(当時)の調書の要旨は次の通り。

 ―3月11日以前はマグニチュード9以上の地震が東北で起きるという考えを持った人がほとんどいなかったという理解でいいか。

 ほとんどいなかったというのは、いたという意味だ。証拠が乏しかったというべきだと思う。ひょっとしたらあるかもしれないという程度だったが、明治三陸地震級の地震が来るかもしれないということは2002年に(地震調査研究推進本部の)長期評価ですでに公表されていたので、10メートルを超えるような津波が福島県に来るということは津波の専門家なら常識的に分かるはずだった。

 貞観地震に関しては、02年時点では長期評価に入れるには不十分ということで見送られた。私はその点が残念だった。その後の中央防災会議ではぜひ入れてもらいたかったが、逆に海溝寄りの地震などを否定する方向に向かってしまった。せっかく貞観地震・津波の予測ができたのに一番防災の要の部署が否定したと私は思っている。

 ―当時の知見として福島県沖にどの程度の発生を考慮していたか。

 明治三陸地震の断層長が、われわれが一番よく解析できている津波地震図なので、それを当てはめて日本海溝寄りでどこでも地震が起きると考え、五百数十年に1度という評価になった。

 ―しかし中央防災会議はしばらく様子見とし、東電も対策には至らなかった。

 私は中央防災会議が否定したからだと思っている。

 ―中央防災会議は歴史的に記録のあった場所で地震・津波が繰り返すとの前提だったので、過去に起こっていないとされた地域は外されたのか。

 そのパラダイム(考え方)は土木学会から来ている。中央防災会議には土木学会と同じ委員がたくさんいて、そういうパラダイムがある。

 ―過去あったものが繰り返し、それ以外は考えないという中央防災会議の考え方は明らかにおかしいと思うがどうか。

 おかしい。


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