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伊方3号再稼働、臨界 四国電力 30日発送電開始

  • 2018年10月28日
  • 11:09
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四国電力伊方原発3号機=10月27日午後、愛媛県伊方町
四国電力伊方原発3号機=10月27日午後、愛媛県伊方町

 四国電力は27日午前0時半、伊方原発3号機(愛媛県伊方町、出力89万キロワット)の燃料の核分裂を抑えていた制御棒を引き抜き、再稼働させた。午後6時半には核分裂反応が安定的に持続する「臨界」に達した。30日に発送電を始め、11月28日に営業運転に移る見通し。


 高門清彦伊方町長は27日、「四国電力には、安全性や信頼性の向上、透明性の高い情報公開を不断に追求してもらいたい」とのコメントを出した。伊方原発のゲート前には同日、約50人が集まり「伊方原発廃炉」などと書いたプラカードを持って抗議の声を上げた。


 四国電は今後、蒸気発生器でつくった蒸気でタービンを回して発送電を開始。出力を徐々に上げて調整運転を続け、原子力規制委員会の最終検査を経て営業運転に移る。プルサーマル発電を行うため、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を原子炉に一部装塡(そうてん)している。


 3号機は規制委の新規制基準への適合性審査に合格、2016年8月に再稼働した後、昨年10月から定期検査に入った。


 四国電は今年1月の稼働を見込んでいたが、昨年12月の広島高裁の運転差し止め仮処分決定により運転停止が継続。同高裁は、熊本県・阿蘇カルデラで大規模噴火が起きた際、火砕流が原発敷地に到達する可能性を指摘した。しかし、今年9月25日、同高裁が「破局的噴火が起きる可能性の根拠が示されていない」とする異議審決定を出し、再稼働が可能となった。


 3号機は日本一細長いとされる佐田岬半島の付け根にあり、重大事故の際、原発よりも半島の先端側に住む約4500人が孤立する可能性があるほか、近くには国内最大級の活断層「中央構造線断層帯」が通る。海を挟んだ影響も懸念され、広島や山口、大分の住民らが運転差し止めを求め仮処分を申し立てていた。


 稼働中の原発は関西電力高浜4号機、九州電力川内1、2号機など合計で8基となった。



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