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青森の原燃再処理工場、合格へ 原子力規制委の主要審査終了

  • 2018年9月15日
  • 09:24
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再処理工場稼働までの流れ
再処理工場稼働までの流れ

 原子力規制委員会は14日、使用済み核燃料からプルトニウムなどを取り出す日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)の審査会合を開き、火山噴火などの影響はないとする原燃の説明に対し、異論は出なかった。これで地震や津波対策を含む主要な議論が終わり、本格稼働の前提となる審査に合格する見通しとなった。再処理工場は1993年の着工後、トラブルなどで完成が20年以上遅れているが、原燃は2021年度上半期の完成を目指している。


 再処理で抽出したプルトニウムを燃料に再利用する「核燃料サイクル」は国策で、再処理工場はその中核施設だ。一方、プルトニウムは核兵器に転用可能とされ、プルトニウムとウランを混ぜた混合酸化物(MOX)燃料を燃やす原発の再稼働が進まない現状で再処理工場が稼働すれば、プルトニウムの大量保有につながりかねない。原子力委員会は、再処理工場の稼働を抑制する新たな指針を決めているが、稼働には国際社会から厳しい目が向けられそうだ。


 また審査に合格しても実際に稼働するには、設備の詳細設計をまとめた工事計画の認可を受ける必要がある。その後、地元自治体から稼働への事前同意を得なければならないが、手続きは始まってもいない。


 今後、原燃の安全対策をまとめた「審査書案」を作成し、規制委が了承すれば事実上の合格で、意見公募(パブリックコメント)の手続きなどで問題がなければ正式合格となる。


 サイクル政策を巡っては、プルトニウム利用の本命とされた高速増殖原型炉もんじゅの廃炉が16年に決定。通常の原発で燃やす「プルサーマル発電」も進んでいない。



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