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大飯と高浜、原発同時事故で初訓練 首相が緊急事態を宣言

  • 2018年8月26日
  • 08:18
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安倍首相の緊急事態宣言を受け、テレビ会議で情報共有を図る関係者ら=8月25日午後3時ごろ、福井県おおい町成和の県大飯原子力防災センター
安倍首相の緊急事態宣言を受け、テレビ会議で情報共有を図る関係者ら=8月25日午後3時ごろ、福井県おおい町成和の県大飯原子力防災センター

 国は8月25日、関西電力大飯(福井県おおい町)、高浜原発(同高浜町)で同時に事故が起きたとの想定で、26日まで2日間の日程で原子力総合防災訓練を始めた。両原発の事態進展に伴い、周辺にある2カ所の事故対応拠点「オフサイトセンター」(OFC)を大飯に統合し、安倍晋三首相が住民避難を指示する原子力緊急事態を宣言。国や福井、京都、滋賀の3府県などは断続的にテレビ会議で、被害状況や避難方針などの情報共有を図った。


 近接する二つの原発を対象にした国の訓練は初めて。内閣官房や内閣府、原子力規制委員会、自衛隊などのほか、福井、滋賀、京都の3府県など計約190機関約4300人が参加した。


 午前8時、京都府北部を震源とした震度6弱の地震で大飯3号機が外部電源を喪失し、1次冷却水が漏えい。設備故障などで原子炉への全ての注水が不能となり、冷却できなくなる事故が発生。高浜4号機は送電線事故で外部電源を喪失後、蒸気発生器への給水ができなくなることに加え、設備の故障で原子炉への注水が直ちにできなくなる―との想定で行われた。


 大飯OFCでは、内閣府や各府県、市町の担当者が現地事故対策連絡会議などを開催。午後2時55分ごろ、安倍首相が緊急事態を宣言した。おおい、高浜両町では、施設入所者らがヘリや福祉車両で敦賀市などに移動した。


 26日は、過去最大規模となる県内1市4町の住民約1600人が県内外への広域避難訓練に参加し、約6700人が屋内退避などを行う。陸上自衛隊の大型ヘリや海上自衛隊の大型船舶が出動し、高浜町音海地区の住民を輸送するなど、複数の手段で半島部の住民避難を実施する。



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