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情報伝達確認よりシナリオ優先 福井県原子力防災訓練

  • 2018年8月26日
  • 08:34
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海自ヘリで避難する要支援者役の住民ら=8月25日、福井県おおい町大島
海自ヘリで避難する要支援者役の住民ら=8月25日、福井県おおい町大島

 関西電力大飯原発から5キロ圏内にある福井県おおい町大島地区では、海上自衛隊のヘリコプターによる高齢者ら要支援者の移送訓練や、バスによる児童の県外避難が行われた。しかし、要支援者役がヘリに乗り込むころに避難指示が出る場面があり、対象住民への情報伝達の確認よりシナリオが優先された形だ。


 一時集合施設となっているはまかぜ交流センターでは午前10時ごろまでに、急病人や要支援者らの役をする住民が集合。急病人役ら2人は同10時半ごろ、舞鶴から派遣された海自ヘリに乗り、敦賀港鞠山ヘリポートに飛んだ。要支援者役ら2人は関電の福祉車両で敦賀市福祉総合センターへ陸路で向かった。


 要支援者に対する避難指示と一般住民への屋内退避準備を知らせる「第2報」が町からエリアメールと防災行政無線で流れたのは、既にヘリが着陸したころ。住民がどう情報を入手し、どう動くかという確認は行われなかった。避難者役を務めた50代の男性は「いつ逃げるかは町などに頼るしかない」と漏らした。


 一方、大島小は訓練に合わせてこの日を登校日とし、児童44人と教職員10人が午前8時15分ごろ、町が手配したバス2台に分乗し、三木総合防災公園(兵庫県三木市)へ向かった。


 大飯高浜インターチェンジから舞鶴若狭自動車道に入り中国道などを経由して同10時すぎに到着。渋滞はなく、児童も冷静だったという。


 同校は2年前の訓練では県内避難先の敦賀市への避難訓練を行っており、中川信之校長は「季節や天候によって状況は異なる。海路や空路など、さまざまな移動手段も考慮して訓練を重ねることが大切だろう」と話していた。



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