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福井県業界初「トラガール」 車両、服装ピンクでそろえ

  • 2015年9月19日
  • 15:05
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ドライバー全員が女性で、ユニホームもダンプカーもピンク色でそろえた運送会社「ハートフル」=福井市今市町の同社
ドライバー全員が女性で、ユニホームもダンプカーもピンク色でそろえた運送会社「ハートフル」=福井市今市町の同社

 運送業の運転手不足が深刻化する中、ドライバー全員が女性の「トラガール」による運送会社が県内で初めて誕生した。「ハートフル」(本社福井市今市町、水島有日子社長)で、国交省によると、女性運転手だけの運送会社は全国でも例がないという。10人の運転手を擁し、10月1日から営業を始める。ピンク色でそろえた車体やユニホームで女性らしさをアピールするなど、男性比率が高いトラック業界に新風を吹き込みそうだ。

 運送業界は長時間労働や、きつい荷役の厳しさから若者や女性が集まりにくい現状にある。国交省によると、貨物運送業の女性進出は2・4%と全産業平均の42・8%を大きく下回る。打開策として国は、女性運転手の倍増を目標に「トラガール促進プロジェクト」を始めている。

 「心を込めて」との思いで名付けたハートフルは、女性の活躍を促進する業界の動きに加え、北陸新幹線県内延伸に伴う公共工事の増加を見据え、県内大手の北陸トラック運送(本社福井市上細江町)の子会社として6月に発足した。資本金は980万円。

 30〜50代の女性運転手10人が集まった。未経験者が6人おり、10月の営業スタートに向けて現在、研修中。会社発足に合わせ大型免許を取った最年長の佐々木みどりさん(56)=福井市=は「車体もかっこいいし、早く乗りたい。現場に華やかさが生まれれば」と、やる気満々。18歳から運送業界で働く渡辺真由美さん(35)=越前町=は「男性の中で正直、きつい部分もあった。同じ女性の仲間同士、力を合わせて働きたい」と意気込む。

 ピンク色にペイントした大型ダンプカー10台を配備し、服装もピンクのシャツとヘルメットをそろえた。見た目の女性らしさに加え、女性ならではの気配りや、丁寧な運転を心掛けたサービス提供を目指す。

 県トラック協会の中山武専務理事は「男性中心の業界には意識改革が必要で、ハートフルが風穴を開けてくれた。全国的にも画期的なこと。女性が働きやすい職場というイメージや安心感が、県内に波及してほしい」と話している。

 同協会によると、4月現在で会員企業(480社)の運転手7053人中、女性は約2%の138人にとどまる。ただ40代の主婦層などに動きがみられ、女性運転手は前年同期比40人増えている。

 同協会は本年度から、中・大型・けん引免許取得費の助成上限を10万円に引き上げるなど、人材確保に向けた支援策を拡充している。今後はセクハラ、パワハラ防止の研修会を開いたり、会員企業に女性用の更衣室設置を働き掛けたりして「トラガール」の活躍を後押ししていく。


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