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デブリ採取 2号機から 東電検討 21年内開始目指す 福島第1原発

  • 2018年6月24日
  • 09:35
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初期段階の溶融核燃料取り出しイメージ
初期段階の溶融核燃料取り出しイメージ

 2011年3月の東日本大震災で炉心溶融事故が起きた東京電力福島第1原発1~3号機のうち、東電が溶融核燃料(デブリ)の取り出しに最初に着手するのは2号機とする方向で検討を進めていることが6月23日、関係者への取材で分かった。21年内のデブリ取り出し開始を目指している。取り出しの初号機が具体的に判明するのは初めて。


 2号機は内部の調査が最も進み、作業がしやすいとみられることから選ばれた。デブリ取り出しは廃炉作業の最大の難関だが、初号機のめどが立ち、作業工程の具体化や機器の開発が前進しそうだ。


 事故時に原子炉の冷却ができなくなった1~3号機では核燃料が溶け落ち、原子炉格納容器内に散乱。金属製の燃料被覆管や格納容器のコンクリート材などと混ざり、強い放射線を出している。取り出しにはロボットアームなど遠隔操作の装置が必要となる。国と東電が策定した廃炉工程表「中長期ロードマップ」では、19年度に取り出しの初号機を決め方法を確定するとしている。


 東電はデブリ取り出しに向け、1~3号機の格納容器内部の調査を進めてきた。内部に水がたまっている3号機では昨年7月、水中ロボットによる調査でデブリの可能性が高い小石状や溶岩状の堆積物を初めて確認。2号機では今年1月、カメラ付きパイプを使って小石状のデブリを確認できた。


 東電は取り出し初号機を選定するため、3基の損傷具合や汚染状況、格納容器内の調査結果を検討。2号機は原子炉建屋が比較的健全で、格納容器周辺の放射線量が低く取り出しに向けた作業をしやすいと分析。内部調査も最も進んでいるため、他の号機よりも早く容易に取り出しが可能と判断した。


 ただ、大規模な取り出しを行う場合は原子炉上部からの作業となるが、2号機は上部の放射線量が高く作業環境の整備が必要だ。



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