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東海第2原発、周辺自治体の同意得られるか 設備審査合格も再稼働は見通せず

  • 2018年6月22日
  • 07:46
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日本原子力発電東海第2原発の設備の耐震性を調べる実験で、結果を確認する原子力規制委の委員ら=6月21日午前、兵庫県三木市
日本原子力発電東海第2原発の設備の耐震性を調べる実験で、結果を確認する原子力規制委の委員ら=6月21日午前、兵庫県三木市

 日本原子力発電が再稼働と最長20年の運転延長を目指す東海第2原発(茨城県東海村)が6月21日、原子力規制委員会の再稼働に関する審査で、近く合格となる公算が大きくなった。同時並行で進む三つの審査のうち、規制委が再稼働審査で合格の判断をする条件としていた設備の詳細設計をまとめた工事計画の審査で、認可を得られる見通しが付いたとみられる。この日で設備の性能確認の実験が全て終わり、規制委は安全性に大きな問題はないとした。


 ただ、運転期限の11月までに延長運転の審査も含め三つの審査をクリアしても、実際の再稼働は、事前の地元同意が必要で見通せない。原電は全国で初めて、この同意手続きの対象を、立地自治体だけでなく周辺5市にも拡大する協定を締結しており、1自治体でも反対すれば再稼働はできない。各地の原発の再稼働に慎重な周辺自治体にもこうした権限拡大を求める動きがあり、東海第2を巡る同意判断の行方に注目が集まりそうだ。


 審査に合格すれば、事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型炉では、東電柏崎刈羽6、7号機(新潟県)に続き2例目となる。


 21日は、原子炉建屋壁面に開けた穴に取り付けた開閉式の板「ブローアウトパネル」を閉じる設備(縦6メートル、横11メートル)について耐震実験を兵庫県内で実施。工事計画の審査では原電の対応が遅れていたが、必要な実験のうち、この設備の性能確認が最終項目だった。


 完全には密閉できず、開閉操作用のチェーンが破損するトラブルがあったが、立ち会った規制委の山中伸介委員は、基本設計に問題はないとの認識を示し「工事計画でも大きな山の一つを越えた」と言及。今後、この設備の改善策や、別の設備の性能データも審査で確認し、再稼働を認めるかを最終判断するという。


 東海第2を巡っては更田豊志委員長も20日の記者会見で「(審査の)終了におおよその見通しを持てた」と述べていた。東海第2は、事故時に備えて策定が必要な住民避難計画の対象の半径30キロ圏に、全国の原発で最多の約96万人が居住する。



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