福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

九電、玄海原発4号を再稼働 国内9基目、次は高浜1号

  • 2018年6月17日
  • 10:42
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア
  • 0
玄海原発と30km圏
玄海原発と30km圏

 九州電力は6月16日、玄海原発4号機(佐賀県玄海町)を再稼働した。東京電力福島第1原発事故後、安全対策を厳格化した新規制基準下の再稼働は、5月の関西電力大飯原発4号機(福井県おおい町)に続き5原発9基目。次に最も再稼働に近い関電高浜1号機(同県高浜町)は2019年9月の計画だ。ただ、地元同意が得られる時期が見通せず、発電量に占める原発の割合を30年度に20~22%とする政府方針達成はより困難になりつつある。


 玄海4号機が稼働するのは、定期検査のため原子炉を停止した11年12月以来、約6年半ぶり。九電は既に再稼働した川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)と玄海3号機を含め、目標としてきた4基体制が実現するが、現行の電気料金は原発の再稼働による効果を織り込んでいるとして維持する方針だ。 


 16日午前11時、燃料の核分裂を抑えていた制御棒を引き抜き、原子炉が起動。17日未明までに核分裂反応が安定的に持続する「臨界」に達するとみられる。20日に発送電を始め、7月中旬に営業運転に復帰する見通し。


 玄海4号機は既に再稼働した原発と同じ加圧水型。東電福島第1原発(福島県)と同じ沸騰水型の原発で新規制基準に合格したのは東電柏崎刈羽6、7号機(新潟県)だけで、いずれも再稼働の見通しが立っていない。


 玄海4号機は5月に1次冷却水を循環させるポンプで不具合が発生。3号機も、3月23日に再稼働した1週間後に穴が開いた配管から蒸気漏れが起きた。


 佐賀県の山口祥義知事は再稼働を受け「県民の厳しい目をしっかり受け止め、緊張感を持って取り組んでほしい」とコメント。九電の瓜生道明社長は「引き続き国の検査に真摯(しんし)に取り組み、安全確保を最優先に慎重に進める」とした。


 九電の原発では唯一、再稼働するか廃炉とするかが決まっていない玄海2号機の扱いも焦点となる。3、4号機の再稼働で九電は月110億円の費用削減効果があると算出。ただ、原発の運転を停止した時期に赤字に転落して財務状況が悪化したことから、その回復を優先し当面は電気料金の値下げはしない方針だ。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース