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玄海原発3号、23日に再稼働 7年3カ月ぶり、離島避難課題

  • 2018年3月23日
  • 08:55
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23日に3号機が再稼働される佐賀県玄海町の九州電力玄海原発(下)。30キロ圏には有人島も多い=13日(共同通信社ヘリから)
23日に3号機が再稼働される佐賀県玄海町の九州電力玄海原発(下)。30キロ圏には有人島も多い=13日(共同通信社ヘリから)

 九州電力は22日、玄海原発3号機(佐賀県玄海町)を23日午前に再稼働させると発表した。東日本大震災前に定期検査で停止して以来、約7年3カ月ぶりに原子炉を動かす。九電としては2015年に再稼働した川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)に続き、3基目の原発稼働となる。原発周辺には有人離島が多くあり、事故時に円滑に避難できるかに課題が残る。

 九電は22日中に核燃料の分裂を抑える制御棒の機能検査など、再稼働前の全工程を完了。23日午前11時前後に制御棒を引き抜いて原子炉を起動させ、再稼働する。25日に発電と送電を再開し、4月下旬に営業運転に移る予定。玄海4号機は5月再稼働を目指している。

 玄海3、4号機は17年1月に原子力規制委員会の審査に合格し、同4月までに佐賀県と玄海町から再稼働の前提となる地元同意を得た。先月20日に原子炉への燃料装填(そうてん)を終え、冷却機能などの検査を行ってきた。

 玄海原発の周辺30キロ圏では、重大事故時に備えた避難計画の対象となる住民が約26万人。有人離島は全国の原発30キロ圏で最多の約20島で、うち17は本土への橋がない。大小の有人離島で構成される長崎県壱岐市は約1万5千人が30キロ圏に入る。最大の壱岐島は30キロ圏外の島北部に逃げる計画だが、事故の規模によっては島全体が避難区域となる恐れがあり、避難計画の実効性に疑問が残る。

 事故時の住民対応に関しては、屋内退避の周知も課題だ。5キロ圏の住民が先に避難する中、屋内退避を求められる5〜30キロ圏の住民が落ち着いてとどまれるか疑問視する声もある。混乱が生じれば道路渋滞は必至で、稼働に賛成する玄海町民からも「逃げられるのか」と不安の声が出ている。


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