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大雪に耐え「勝山ミズナ」青々と 甘さとほろ苦さ特徴の伝統野菜

  • 2018年3月19日
  • 17:35
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みずみずしい勝山ミズナが並ぶ直売フェア=18日、福井県勝山市のはたや記念館ゆめおーれ勝山
みずみずしい勝山ミズナが並ぶ直売フェア=18日、福井県勝山市のはたや記念館ゆめおーれ勝山

 旬を迎えた福井県勝山市の伝統野菜「勝山ミズナ」の直売フェアが3月18日、同市のはたや記念館ゆめおーれ勝山であり、1日限りの特別価格で販売された。今冬の大雪の影響で、栽培用のビニールが約半数つぶれるなど出荷が危ぶまれたが、気温の上昇で雪解けが進み、例年の約1カ月遅れの3月上旬から収穫を本格化。同市北市集落の生産者らは厳冬を乗り越えたミズナを並べ、味の特徴などをPRした。

 勝山ミズナは、集落ごとに系統が異なり「北市」や「郡」など大きく四つに分類される。北市水菜は12人が例年2、3トンを生産。「とう(花茎)」を付けた太い茎が特徴で、甘さとほろ苦さが詰まった味にリピーターも多い。秋に種をまいて雪の下で越冬させた後、雪を割って生育させる。

 北市水菜の生産者でつくる勝山水菜出荷組合の田中三男組合長(69)、妻順子さん(65)によると、今季は2月上旬の大雪の影響で、集落全体の生産量は例年の半分程度にとどまる見込み。一時は約180センチ近い積雪に見舞われ、田中さん夫妻も半分ほど被害を受けたという。2人は「雪に耐えたトンネルを保つ処置に時間が掛かった。つぶれた場所は雪が深くて近寄れず、対処のしようがなかった…」と苦労をにじませる。

 この日は勝山ミズナの販売促進を図ろうと、通常より安い1束300円で計150束を販売した。生産者らは「おひたしにいかが」などと来場者に声をかけ、味や調理法を紹介。訪れた人は青々とした“早春の彩り”を手に取り、次々と買い求めていた。

 田中さん夫妻は、消費者と直接触れ合い「全滅するかと思ったけれど、ミズナの生命力に助けられた。待っている人たちに何とか届けられて良かった」と話した。


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