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もんじゅ燃料取り出し、リスク管理徹底を 福井県専門委、機構に注文

  • 2018年3月9日
  • 11:36
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もんじゅの燃料取り出しについて、リスク管理の徹底を求める指摘が相次いだ県原子力安全専門委員会=8日、福井県庁
もんじゅの燃料取り出しについて、リスク管理の徹底を求める指摘が相次いだ県原子力安全専門委員会=8日、福井県庁

 福井県原子力安全専門委員会は8日、県庁で開かれ、高速増殖原型炉もんじゅ(敦賀市)の廃止措置計画や作業の安全確保などについて審議した。ナトリウム漏れ事故や炉内中継装置落下などのトラブルを踏まえ、委員から燃料取り出しへのリスク管理の徹底を求める指摘が相次いだ。

 日本原子力研究開発機構の担当者が、廃炉工程や原子炉からの燃料取り出しの手順、燃料に付着したナトリウムの洗浄方法などを説明した。

 委員の一人は、1995年のナトリウム漏れ事故に触れ「取り出し作業中にナトリウムが漏れ出たときの危険性をどう認識しているか」と質問。機構側は、ナトリウムは空気に触れると激しく反応するとした上で「もんじゅは新規制基準への対応を求められている。万一漏れた場合でも、消火体制など手順をしっかり整えて対応する」と強調した。

 廃炉作業では、2010年に落下トラブルを起こした炉内中継装置を使用する。中川英之委員長は「炉内中継装置を確実につり上げているか、カメラなどで確認すべきだ。直接確認できれば安心につながる」と求めた。これに対し、機構側は「ナトリウム中で可視化は難しい。荷重計に加え、超音波で確認できないか検討を進める」とした。

 別の委員は組織体制について指摘。「もんじゅはトラブルがある度に組織体制を変えてきたが、トラブルは絶えなかった。安全を保つことを実際の作業で実行してほしい」と述べた。

 委員会後、中川委員長は記者団に「燃料取り出しや洗浄はそんなに難しい作業ではない。やっていけると思う」としながらも、「炉内中継装置の可視化や保守管理体制など、工夫すべき所はある」と述べ、今後の専門委で確認する考えを示した。

 このほか、関西電力は重大事故時に対策本部となる大飯発電所の緊急時対策所の運用開始時期を、当初予定の18年度中から19年度中に変更したと報告した。立地場所の岩盤掘削に時間がかかるため。


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