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凍土壁単独の効果は限定的 福島原発・汚染水対策

  • 2018年3月2日
  • 09:44
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福島第1原発の凍土遮水壁
福島第1原発の凍土遮水壁

 東京電力は1日、福島第1原発の建屋周辺の地盤を凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」の汚染水低減効果は、1日当たり約95トンとの試算を発表した。複数の対策を組み合わせた現状で、凍土壁だけが無い場合の汚染水発生量約189トンを半減できるとしたが、単独では効果が限定的であることが示された。

 東電は凍土壁のほかに、建屋に流れ込む前に地下水をくみ上げる井戸「サブドレン」や、地面に雨水が浸透するのを防ぐ舗装など重層的な対策を実施している。

 実績では、複数の対策を合わせた場合の低減量について、凍土壁稼働前の2015年冬に1日当たり平均約490トンだった汚染水が、稼働後の17年冬は同約110トンに減ったとしている。

 凍土壁は汚染水対策の「切り札」とされたが、他の対策と合わせた重層的な運用でなければ、汚染水を大幅に減らせないことが裏付けられた形。

 東電は当初、単独での低減量を約80トンと試算していたが、精査した結果、約95トンとした。

 福島第1原発の汚染水対策 炉心溶融(メルトダウン)が起きた1〜3号機で溶け落ちた核燃料の冷却に使った水が、高濃度汚染水となって原子炉建屋などの地下にたまり、さらに建屋に流れ込む地下水が汚染水を増やしている。東京電力は、地下水の流入を防ぐために主に三つの対策を実施。建屋西の山側の井戸でくみ上げた地下水を迂回(うかい)させて海に流す「地下水バイパス」と、建屋近くの井戸でくみ上げる「サブドレン」は既に稼働中。1〜4号機の周囲の地盤を凍らせる「凍土遮水壁」もほぼ完成した。


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