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敦賀原発3、4号予定地を賃貸 日本原電が関西電力へ1年間

  • 2018年2月22日
  • 10:38
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中断している敦賀3、4号機の増設予定地。原電は美浜3号機の安全対策工事のための資材置き場として関電に貸す1年間の契約を結んだ=福井県敦賀市明神町
中断している敦賀3、4号機の増設予定地。原電は美浜3号機の安全対策工事のための資材置き場として関電に貸す1年間の契約を結んだ=福井県敦賀市明神町

 日本原電は、東京電力福島第1原発事故後に工事が中断している敦賀原発3、4号機の増設予定地(福井県敦賀市明神町)について、関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の安全対策工事に使う資材の置き場として4月から1年間、関電に貸す契約を結んだことが21日分かった。政府が原発新増設の方向性を示さない中、原電は増設工事の再開が当面ないとして土地貸しを容認したとみられ、最大2年間貸す可能性がある。

 関電によると、40年超運転を目指す美浜3号機では防潮堤設置工事や海水ポンプ室の耐震補強工事のため今後、約20万立方メートルの大量のコンクリートを使う予定。コンクリート用骨材の石灰砕石などを前もってストックしておく必要があるが、美浜原発構内は狭く置き場がないため、周辺で用地を探していた。

 敦賀3、4号機の予定地は美浜原発と同じ敦賀半島にあり、骨材置き場として必要な約2万7千平方メートルの広さが確保できることから、関電が原電に打診した。契約は有償。関電は工事が完了する2020年1月ごろまで2年間程度借りたい意向だが、増設計画に進展がある場合などは賃借を解除する条項が含まれているという。

 関電は骨材を原則4〜10月に九州、中国地方から海上輸送し、敦賀3、4号機予定地と美浜原発に搬入。冬期は海上輸送できないため、3、4号機予定地から陸送で同原発まで運搬する予定。陸送は10トントラックで1日100台程度になるとしている。

 敦賀3、4号機は改良型PWR(加圧水型軽水炉)で出力各153・8万キロワットの計画。04年に増設の原子炉設置変更許可を申請し、準備工事に入って敷地造成などを終えたが、11年の福島事故で国の審査が中断した。原電は増設工事を再開したい考えだが、政府がエネルギー基本計画の見直しで新増設を明記することが前提。さらに新規制基準に合わせた設計見直しや補正申請が必要となっている。

 3、4号機予定地を資材置き場として関電に貸すことについて、原電の関係者は「同じ原子力事業者の発電所の安全対策に協力するのは重要。当社としては敦賀2号機の審査を優先しており、現時点で3、4号機増設に動きはないため用地を貸しても増設計画に支障はない」としている。

 美浜3号機は16年11月、原子力規制委員会が運転延長を認可。安全対策工事は20年1月に完了予定で、原子炉起動を2月中旬、営業運転を3月下旬とする工程を示している。


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