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エネ研敦賀が小型・軽量化 廃炉作業などのレーザー除染装置

  • 2018年2月20日
  • 14:10
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小型化されたレーザー除染装置=16日、福井県敦賀市の若狭湾エネルギー研究センター
小型化されたレーザー除染装置=16日、福井県敦賀市の若狭湾エネルギー研究センター

 福井県敦賀市の若狭湾エネルギー研究センターは、レーザーで放射性物質を除染する自走式で小型の装置を開発した。機能の簡素化などで従来装置から大幅に軽量化。重量は100キロとなり、作業員1人で扱うことが可能になった。全国の原発で廃炉作業が本格化する中、2019年度の原発施設での実地実験を目指す。

 装置は高出力のレーザーを床などに高速で左右に当てながら、付着している放射性物質を表面部分とともに0・1ミリの薄さで削り取る。レーザーは左右幅20センチの範囲で動き、1時間に25メートルの速さで進む。遠隔操作で作動できる。

 レーザー除染は15年度に初代の装置を開発した。電力会社に調査したところ、小型で軽く扱いやすいシステムにすることや、壊れにくくするなどの要望があり、新装置の開発を進めてきた。

 重量はレーザーの縦方向の動きを省く簡素化などで、580キロから480キロも軽くなった。大きさも高さ80センチ、幅60センチ、奥行き80センチに大幅に小型化した。

 原発施設内での除染作業では一般的に水や研削材を使用する装置が使われている。若狭湾エネ研が開発を進めるレーザー除染装置には、微粒子や放射性ガスを集じんし、飛散させない排気フィルターが備わっており、2次廃棄物が発生しない特徴があるという。

 装置について若狭湾エネ研は、廃炉作業を担う企業に技術移転する考えで、同センターの嶋津正技術活用コーディネーターは「試験を重ねて実績を積み、信頼を得ていきたい。レーザーシステムは扱いにくいというイメージを取り除きたい」と話している。


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