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川内原発事故想定し訓練 鹿児島、4千人超参加

  • 2018年2月5日
  • 13:58
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九州電力川内原発の重大事故を想定した防災訓練で、放射性物質が付着しているかどうか調べるスクリーニングを受ける参加者=3日午後、鹿児島県姶良市
九州電力川内原発の重大事故を想定した防災訓練で、放射性物質が付着しているかどうか調べるスクリーニングを受ける参加者=3日午後、鹿児島県姶良市

 九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)で重大事故が発生したことを想定し、鹿児島県など原発周辺自治体が3日、防災訓練を実施した。1、2号機が新規制基準に適合し2015年に再稼働して以降、大規模な訓練は3度目。周辺住民を含め過去最大規模の約4400人が参加した。

 訓練の様子は県が設置した専門家委員会のメンバーらも視察した。薩摩川内市のオフサイトセンター訪問後、三反園訓知事は記者団に「専門家委から出された意見や今回の反省を基に、安全対策の強化に取り組んでいきたい」と述べた。今後、訓練の結果を専門家委などで議論し避難計画の実効性の向上に生かす。

 訓練は、震度6強の地震で川内原発の一部が電源を失い原子炉を冷却できなくなったとの想定で、山間部に住む高齢者らの避難支援や、地震で家屋が倒壊した被災者が安全に屋内退避できる態勢を整えるのが目的。鹿児島市の桜島や宮崎、鹿児島県境にある霧島連山など火山噴火の影響は今回想定していない。

 鹿児島県姶良市などでは車両や避難者に放射性物質が付着しているかどうか調べるスクリーニングを行ったほか、薩摩川内市のグループホームでは、車いすに乗った入居者が福祉車両で避難した。同市の旧湯田小での屋内退避訓練には住民30人弱が参加。地区会長の北野敏彦さん(74)は「これまでは家の中に避難するだけの訓練が多かった。実際に体験できてよかった」と語った。

 鹿児島市の避難所まで自身で車を運転したという薩摩川内市の十島良弘さん(68)は「事故が起きれば住民が一斉に避難して渋滞するだろう」と不安を口にし、「地震の影響などで通れない道路の情報もきちんと知らせてほしい」と要望した。

 川内1号機は現在定期検査中で、2号機が4月に定期検査に入る予定。


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