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もんじゅ燃料取り出し、7月開始 機構が廃炉の工程補正案

  • 2018年1月26日
  • 10:10
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高速増殖炉もんじゅの燃料取り出しの流れ
高速増殖炉もんじゅの燃料取り出しの流れ

 高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の廃炉に関し日本原子力研究開発機構が、燃料の取り出し作業を今年7月に始める方針であることが25日、原子力規制庁との面談記録で明らかになった。まずは炉心と水プールの中間にあるナトリウムで満たされた炉外燃料貯蔵槽(EVST)から100体を水プールに移す。

 もんじゅ廃炉で最初の難関となる水プールへの燃料移送は、2022年末までに530体(炉心370体、EVST160体)全てを終える計画。原子力機構は大まかな工程を盛り込んだ廃炉計画を昨年12月6日に原子力規制委員会に申請したが、直後のもんじゅ廃止措置安全監視チーム会合で「それぞれの工程について、始期と終期を年月で示し、その目標に向かって管理することが最低限必要」との指摘を受けていた。

 これを受け原子力機構が今月22日、規制庁との面談で廃炉計画の補正案を提示し、工程に年月を組み入れた。まず7月から約5カ月かけてEVSTから燃料100体を水プールに移し、残りの430体は▽設備点検(7カ月)▽炉心からEVSTへの燃料移送(3カ月)▽EVSTから水プールへの燃料移送(6カ月)―のサイクルを3回繰り返して取り出しを完了する。

 最初にEVSTから取り出す燃料100体は缶詰に入れて水プールに移し、残り430体はそのまま搬送する。EVSTから水プールへの燃料移送と並行して模擬燃料をEVSTに搬入し、炉心の燃料と交換する準備を整える。

 また、2次系ナトリウム約760トンは18年末に抜き取りを終えることも補正案に明記された。1次系の760トンなどは22年末の燃料取り出し期間のうちに抜き取り方法の検討を終え、次の段階に着手する前に廃炉計画へ反映して規制委の認可を受けるとした。

 原子力機構は今後、正式に廃炉計画の補正を申請し、規制委から認可された後に作業に取りかかる。ただ、廃炉計画とともに認可を受ける必要がある保安規定の変更が未申請のままで、点検作業中のミスも起きていることから、スケジュール通りに作業が進められるかには不透明感も漂う。

 もんじゅは政府が16年12月に廃炉を決定。廃炉期間は18〜47年度の30年間を想定している。


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