福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

国内唯一の特殊な炉型 安全対策費 ネック

  • 2017年12月23日
  • 09:18
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア
  • 0

 関西電力が廃炉を決めた大飯原発1、2号機は、国内で唯一の特殊な炉型を持つ。新規制基準をクリアし再稼働するには、大飯3、4号機で行った安全対策工事に加え、事故時に原子炉格納容器内の蒸気を外部に放出する「フィルター付きベント設備」の設置や、格納容器内部からの圧力に耐えられるよう外部遮へい壁を厚くする必要があった。

 大飯1、2号機の出力は117万5千キロワットと国内最大級。事故で1次系の蒸気が漏れ出た場合、約1250トンの氷で冷やして水にし、格納容器内の圧力を高めないようにする「アイスコンデンサ」と呼ばれる設備が取り付けられている。

 このため、通常の加圧水型軽水炉(PWR)と比べ格納容器が小さい。ほぼ同出力の大飯3、4号機の格納容器は高さ約65メートル、内径約43メートルであるのに対し、大飯1、2号機は高さ約52メートル、内径約37メートル。格納容器内の実容積(隙間)は約3万8千立方メートルと大飯3、4号機の半分しかなく、外部遮へい壁の厚さは約0・3メートル(大飯3、4号機は厚さ約1・1メートル)と薄い。

 関係者によると、「大飯1、2号機の安全対策工事は、高浜1、2号機にかかった2千億円以上かかる」という。2基が動けば月約90億円の収益改善が見込めるが、関電の担当者は「工事後のメンテナンスがかなり難しい。出力が大きいだけに廃炉は残念」と話した。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース