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大飯1、2号機廃炉決定 関電、大型原発で初

  • 2017年12月22日
  • 12:00
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 関西電力は22日、臨時取締役会を開き、大飯原発1、2号機(福井県おおい町)の廃炉を正式に決めた。2基は営業運転開始から40年弱が経過しており、最大60年まで運転を延長するには巨額の投資が必要になるため再稼働を断念した。

 出力100万キロワット超の大型原発の廃炉は、東京電力福島第1原発を除けば国内で初となる。国は2030年度に全電源に占める原発の比率を20〜22%程度にする計画。2基の廃炉は今後の原発政策にも影響を与えそうだ。

 岩根茂樹社長が22日、福井県の西川一誠知事を訪ね「(2基が)新規制基準に適合するための安全対策を検討した結果、廃止にすると判断した」と説明した。

 大飯1号機は1979年3月、2号機は同年12月に営業運転を開始。出力はいずれも117万5千キロワットで、2019年に稼働から40年を迎える。

 大飯1、2号機は原子炉格納容器の構造が特殊で、新規制基準を満たすための投資額が膨らんだり、審査の時間が長引いたりする可能性があった。関電は廃炉の理由について「技術的な観点から検討を重ねたが、有効な方法を見いだせなかった」と説明した。廃炉の決断は、西日本の電力需要が大きく伸びない見通しであることも踏まえたもようだ。

 関電が廃炉を決めたのは美浜原発1、2号機(福井県美浜町)を含む計4基となった。既に再稼働した高浜原発3、4号機(同県高浜町)を含む残る7基を順次稼働させ、火力発電の燃料費を圧縮し、電気料金の引き下げによる電力の販売増と収支改善を狙う。


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