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関電「安全性問題ない」 大飯再稼働遅れで県に強調

  • 2017年12月1日
  • 07:55
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大飯原発の再稼働が遅れることについて、清水県安全環境部長(左)に説明する森中原子力事業本部長代理=30日、福井県庁
大飯原発の再稼働が遅れることについて、清水県安全環境部長(左)に説明する森中原子力事業本部長代理=30日、福井県庁

 神戸製鋼所の製品データ改ざん問題を受け、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働遅れを30日に福井県へ報告した関西電力の森中郁雄原子力事業本部長代理は「不適切行為のあった製品は使用されておらず、安全性に問題はない」と繰り返し強調した。これに対し清水英男安全環境部長は「確認には万全を期し、再稼働に臨んでほしい」と問題視しない考えを示した。だが西川一誠知事の同意からわずか3日後の工程変更だけに、適時適切な情報公開をするよう念押しした。

 関電が公表した資料によると、原子炉格納容器の鉄筋や燃料集合体などで神戸製鋼グループの製品の使用を確認したが、「不適切行為のあった製品はない」と結論づけた。新規制基準対応で新設した設備で使用が確認された製品も「神戸製鋼が公表した不適合製品ではない」としている。

 森中氏は、神戸製鋼グループの製品で特に使用の多い溶接棒について、関電が工場に出向いて調査したことを清水部長に説明。「ほとんどは自動製作で人の介在する余地はなく、人が介在する部分も製造に関わらない人間が複数確認している」と主張した。

 検査データ改ざんが発覚した三菱マテリアルの子会社の製品についても「同様の製品はいろいろなところで使っており、使用箇所をチェックしている」と説明。「大きな影響はないと思うが、これから引き続き調査していきたい」と述べた。

 清水部長は「情報をオープンにし、分かりやすく示すことが県民の安全安心につながる」と注文した。森中氏は「分かりやすい説明へもう一度工夫し、早い段階から(情報を)提示する」と応じた。

 報告終了後、記者団からは11月23日に岩根茂樹社長が西川知事と面談した際、この調査に触れなかったことに質問が集中した。森中氏は23日時点で既に「若干遅れることは分かっていた」と明かした上で「全体像が把握できたのは今週(27日以降)になってから」と弁明した。残る調査が12月半ばに終わるとの見通しも示した。

 おおい町の中塚寛町長は「神戸製鋼の材料などを使用した設備について、不適切な行為がないことをしっかりと確認し、住民の安全安心を第一に、原発の安全性の確認に万全を期してほしい」とのコメントを出した。

■大飯3、4号機の再稼働工程
【3号機】
燃料装荷   2018年2月上旬
再稼働       3月中旬
営業運転      4月上旬
【4号機】
燃料装荷      4月上旬
再稼働       5月中旬
営業運転      6月上旬


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