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原発立地2町で避難訓練 福井県おおい町と高浜町

  • 2017年11月27日
  • 09:09
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要支援者役の参加者を海上自衛隊ヘリで避難させた、おおい町の原子力防災訓練=26日、同町大島
要支援者役の参加者を海上自衛隊ヘリで避難させた、おおい町の原子力防災訓練=26日、同町大島

 関西電力の原発が立地する福井県おおい、高浜両町は26日、それぞれ震度6弱の地震で原発事故が起きたとの想定で避難訓練を行った。大飯3、4号機再稼働の手続きが進む中、おおい町では町職員らが原発5キロ圏内の大島地区で、在宅要支援者を避難させる手順を確認。高浜3、4号機が運転中の高浜町では、原発5キロ圏内と30キロ圏内に入る全4地区の住民約170人を含む計約340人が参加し、一時集合施設への屋内退避を行った。

 おおい町の訓練は午前6時半に震度6弱の地震が発生し、大島地区から国道27号などに抜ける県道で土砂崩れが起きたと想定。町職員をはじめ消防署員、消防団員、町社協、小浜署、県、海上自衛隊、関電の約100人規模で在宅の要支援者対応に特化し、住民は参加せず実施した。

 約730人が住む同地区では、実際の在宅要支援者は60人。訓練では町職員ら4人が要支援者役を務めた。

 大飯3号機の全交流電源喪失で「施設敷地緊急事態」となり午前8時半、町が要支援者に避難指示を発令。町職員らが社協や関電の福祉車両で迎えに行き、一時集合施設のはまかぜ交流センターへ移した。

 海自ヘリと県防災ヘリが同センターに隣接するヘリポートに到着すると、要支援者役と支援者の計8人を、2機で2往復ずつして原発から5キロ圏外にある町総合運動公園多目的グラウンドに搬送した。

 同9時45分には避難道路が通行可能となり、センターに残っていた50人をバスで搬送。ヘリ移動者と同様に敦賀市福祉総合センター「あいあいプラザ」に向かった。

 訓練後、中塚寛町長は「今回のような個別訓練を積み重ね、実効性を高めていきたい」と説明。高浜との同時発災想定訓練の必要性を認めた上で「国などと連携しないと(町単独では)困難な部分がある」と話した。

 高浜町では、午前6時に若狭湾沖で震度6弱の地震が発生、高浜原発3号機の炉心が損傷して冷却できなくなる全面緊急事態が発生したとの想定で訓練した。町職員や住民らが参加した。

 午前8時20分に施設敷地緊急事態となり、同8時半、同原発から5キロ圏内の内浦、青郷、高浜地区の要支援者に避難指示を発令。その後、全面緊急事態に進み、放射性物質が放出されたとして、30キロ圏内にあたる和田地区の要支援者に避難指示を出した。

 内浦地区では、住民約30人が福祉車両や自家用車で一時集合施設の内浦公民館に到着。館内に設置された空気浄化フィルターなどの放射線防護設備について町職員から説明を受けた。

 見学後は、福井大の講師が放射線の基礎知識や原子力災害時の避難の流れなどについて講習を行った。

 参加した沖西安浩さん(57)は「知識を高められたことは良かった」としながら「舞鶴市などを交えた合同訓練も実施すべきだ」と話していた。


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