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住民側「審理尽くされてない」 大飯原発控訴審が結審

  • 2017年11月21日
  • 10:54
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結審を受け記者会見する中嶌代表(左から3人目)や島田弁護団長(同4人目)=20日、金沢市内
結審を受け記者会見する中嶌代表(左から3人目)や島田弁護団長(同4人目)=20日、金沢市内

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止め訴訟控訴審は20日、名古屋高裁金沢支部で結審した。住民側は弁論で「地盤調査や火山対策が不十分」などと主張、専門家の証人尋問を申請したが、内藤正之裁判長は却下。直後に住民側が申し立てた裁判官3人の交代を求める忌避も却下し、審理を終結した。

 住民側は関西電力の地盤調査の問題点などを証明しようと、科学者らの証人尋問を前回の弁論から計9人申請したが、内藤正之裁判長は認めなかった。控訴審開始から3年、開かれた弁論は13回。結審直後、住民側関係者で埋まった傍聴席からは「審理は尽くされていない」「裁判長は逃げるな」と怒号が飛んだ。

 閉廷後、住民側弁護団は金沢市内で記者会見し、島田広弁護団長は「裁判所は安全性を審査しないと宣言した。国民に対する裏切りだ」と非難。海渡雄一弁護士は、証人申請した元物理探査学会長の石井吉徳氏らについて「独立した立場の研究者。関電の資料を見て問題点を指摘した重要証人の意見を、裁判所はなぜ聞かないのか」と批判した。

 一方、判決については「我々が勝って当然の立証状況だが、今の裁判所の審理の進め方からすると勝てる展望がない」と述べ、会場には重苦しい雰囲気も漂った。住民側の中嶌哲演代表(75)=小浜市=は「言葉が出てこない。無念の思い」と言葉少なに語った。

 弁護団は、判決日が指定されなかったことは想定外だったとし、4月以降になる可能性もあり得るとの認識を示した。


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