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使用期限切れヨウ素剤の更新5割 福井県、交換呼び掛け

  • 2017年11月17日
  • 11:04
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安定ヨウ素剤を受け取る住民ら。更新率は約5割にとどまっている=8月5日、福井県高浜町文化会館
安定ヨウ素剤を受け取る住民ら。更新率は約5割にとどまっている=8月5日、福井県高浜町文化会館

 原発からおおむね5キロ圏内の住民を対象に配布される甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤の使用期限が、10月末で切れた。福井県は8〜10月に新たな安定ヨウ素剤の配布を進めてきたが、更新されたのは5割にとどまっている。県地域医療課は「安心のため、できるだけ早く取り換えてほしい」と呼び掛けている。

 原発事故が発生した場合、放出された放射性ヨウ素を吸い込むと甲状腺に蓄積し、がんを引き起こす可能性が高まる。安定ヨウ素剤を予防的に服用することで甲状腺被ばくを抑える効果がある。2012年に策定された国の原子力災害対策指針は「原発から5キロ圏内の住民には安定ヨウ素剤を配布すること」を明示した。

 福井県は14年秋から敦賀、美浜、小浜、おおい、高浜の5市町分の安定ヨウ素剤を一括購入し事前配布した。今年10月末で3年間の使用期限が切れるため更新が必要となり、県は8月5日から10月14日まで更新手続きを各市町で進めていた。

 県地域医療課によると、5市町の事前配布対象者は9953人(10月1日現在)。更新手続きを始める前までの配布率は80・3%だったが、今回は53・3%にとどまっている。

 対象者が7812人と最も多い高浜町は48・6%と半数以上が新薬剤を受け取っていない。敦賀市は66・8%(対象者313人)、美浜町71・8%(同833人)、小浜市84・5%(同264人)、おおい町64・8%(731人)となっている。

 更新が進まないことについて、同課は「高浜町は民宿経営者らが多く、繁忙期と重なったことが要因ではないか」と分析。「新薬剤配布、更新を進めるため、各市町と方策を検討していく」としている。今後も3年ごとに更新が必要で、同課は「国に対し、使用期限の長い安定ヨウ素剤の開発を要望している」と話している。


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