関西電力高浜原発3、4号機の運転差し止めを福井県内の住民2人が求めた仮処分申請で、裁判所が当事者の意見を非公開で聴く第2回審尋が13日、福井地裁(林潤裁判長)であった。申立人によると審尋手続きは今回で終わり、年内にも決定が出る見通し。
申立人の松田正さん(68)=坂井市=と今大地晴美さん(67)=敦賀市=によると、申立人側は、北朝鮮によるミサイル攻撃の危険性が高まっており、運転中の高浜原発が攻撃されれば国民は致命的な損害を受けるなどと主張。関電側は「ミサイル攻撃の具体的危険が切迫しているとは言えない」などと反論した。
来月13日までに申立人側が追加の書面を提出、林裁判長はそれを踏まえて決定を出すとした。