福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

大鳥居、お色直し大詰め 敦賀の気比神宮 

  • 2017年10月7日
  • 09:42
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア
  • 0
鳥居上部の屋根と笠木。塗られて1、2日の漆はつややかな光沢がある=6日、福井県敦賀市の気比神宮
鳥居上部の屋根と笠木。塗られて1、2日の漆はつややかな光沢がある=6日、福井県敦賀市の気比神宮

 福井県敦賀市の気比神宮で6日、約30年ぶりに行われている大鳥居の保存修理工事が公開された。現在はすっぽりと覆い屋がかぶせられた状態で、中では木材に漆を塗る作業が進められている。12月中に工事を終える予定で、大みそかの茅(ち)の輪くぐりや初詣の時には、鮮やかな赤色の大鳥居をくぐることができそう。

 現在の大鳥居は1645年、佐渡から流れてきた大木で再建されたと伝わる。木造朱塗りの両部鳥居で高さ10・93メートル、主柱間は7・45メートル。国の重要文化財に指定されており、前回は1987年に漆が塗り替えられた。

 工事は昨年12月に始まり、地元敦賀の「あめりか屋建築事務所」設計・監理のもと、全国で文化財修復工事を手掛ける「小西美術工藝社」(本社東京)の職人により行われている。これまでに傷んだ漆の削り落としや下地木材の修復などを伝統工法で進め、全体の約8割の工事を終えた。

 現在は全32ある工程のうち28番目の「中塗り」と29番目の「中塗り研ぎ」の最中。赤い顔料を含む漆を塗り乾かし、表面を砥石(といし)や紙やすりで丁寧に削る。表面を平滑にし重ね塗りする漆の食いつきを良くするという。

 作業を手掛ける2人の職人は布で水分を拭き取っては表面をなで、見た目には分からないわずかな凹凸を感覚を頼りに確かめる。漆は紫外線に弱く西日が当たる表では4回、裏は2回作業を繰り返し仕上げの「上塗り」を1回施して完了する。

 漆は紫外線の影響で分解されて光沢がなくなり、顔料が表面に浮き出てくるため時間とともに色が徐々に変化。塗りたては茶色がかった暗い赤色で光沢もあるが、約3カ月ほどで光沢が落ち色も明るくなる。最上部の笠木は4、5日に塗られたばかりで、美しい光沢と共に漆特有のつんとしたにおいが感じられた。

 同社の現場担当者は「長い間隔で見て色の変化などを楽しんでもらいたい」と話していた。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース