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河川水質、放射性物質溶けにくく 福島原発近く、東大チーム発表

  • 2017年9月30日
  • 09:15
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福島とチェルノブイリの河川に溶ける放射性物質のイメージ
福島とチェルノブイリの河川に溶ける放射性物質のイメージ

 東京電力福島第1原発近くの河川は、ウクライナのチェルノブイリ原発の近くの河川と比べ、事故で放出された放射性物質が溶けにくい水質であると、東京大の研究チームが29日付英科学誌に発表した。チームの高橋嘉夫東京大教授(地球化学)は「水に溶けにくいと、放射性物質がプランクトンに取り込まれないので、食物連鎖を通した魚への影響が低い」と説明した。

 チームは今回、河川の水中に含まれる鉱物粒子に放射性物質のセシウムを吸着する性質があることに注目。チェルノブイリ原発に近いプリピャチ川と、福島第1原発の北西の二本松市などを流れる口太川を調査した。

 口太川では鉱物粒子が放射性物質を吸着、水1リットル当たりの放射性物質の量は0・0039ベクレルだった。放射性物質を吸着した鉱物粒子が海に流されても、水に溶けた場合に比べて魚などが取り込む可能性は低いという。一方で鉱物粒子が沈殿していた河口付近の空間線量は高くなっていたという。

 プリピャチ川では、水中の鉱物粒子が、植物の分解でできる有機物で覆われており、放射性物質を吸着しにくい状態で、放射性物質の量は0・025ベクレルだった。より多くの放射性物質が溶けた水が海に流れ込んでいるという。


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