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核燃料、20年度の取り出し断念 福島第1原発プール保管

  • 2017年9月20日
  • 07:47
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 事故を起こした東京電力福島第1原発1、2号機のプールに保管されたままの使用済み核燃料を巡り、政府と東電が目標としていた「2020年度」の取り出し開始を断念し、3年程度遅らせる方針を固めたことが19日、関係者への取材で分かった。

 1〜3号機の溶融核燃料(デブリ)の最初に取り出しを行う号機の選定と具体的な工法確定についても、目標の「18年度前半」を1年程度遅らせる。いずれも月内に改定する第1原発の廃炉に向けた中長期ロードマップ(工程表)に盛り込む。

 こうした変更は全体の作業工程に影響する恐れもあり、30〜40年で終えるとする廃炉の計画も見直しを迫られる可能性がある。

 使用済み核燃料は強い放射線を出し、冷却し続けなければ高温になって溶融する恐れがある。1、2号機のプールでは冷却保管されているが、廃炉作業上の大きなリスクとされ、なるべく早く空冷式の保管容器に移すことが求められている。

 1号機は原子炉格納容器の上にあった放射線を遮る重さ約520トンのコンクリート製のふたが大きくずれていることが判明。プールに近く、作業員の被ばく低減対策が必要となるため取り出しを遅らせる。2号機も、近くの排気筒で支柱に破断が見つかり、解体などを先行させるため遅らせる。

 15年6月改定の現行の工程表では、取り出し開始の目標は1、2号機とも20年度。同改定時も17年度から20年度へと見直されたが、さらに遅れることになった。3号機は現行の「18年度半ば」を維持する。


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