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原発事故患者の除染、初動確認 福井県立病院が訓練

  • 2017年9月17日
  • 08:51
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緊急被ばく医療の訓練で患者役の除染を行う医師ら=16日、福井市の県立病院
緊急被ばく医療の訓練で患者役の除染を行う医師ら=16日、福井市の県立病院

 原発事故を想定した緊急被ばく医療の訓練が16日、福井市の県立病院で行われた。医師や看護師、放射線技師ら約60人が参加。ヘリでの患者の搬送や除染、治療など初動対応の手順を確認した。

 訓練は2002年度から取り組んでおり、ことしで13回目。滋賀県北部で震度6強の地震が発生し、原発の施設内で作業員2人が負傷したという想定で行われた。医師と看護師、放射線技師8人でつくる2チームが除染と治療に当たった。

 県の防災ヘリで病院屋上のヘリポートに到着した患者役は、被ばく医療を行う緊急時医療対策施設に運び込まれた。床や機器などが全てビニールシートで養生された処置室では、防護服にゴーグル、ゴム手袋を着けた医師らが放射線量を測定。汚染が確認された傷口を丁寧に洗浄し、初期治療を行った。医師らは声を掛け合いながら、汚染の可能性があるゴム手袋を頻繁に交換したり、作業区域を設定したりして汚染の拡大防止に努めていた。

 東京電力福島第1原発事故後、現地の医療拠点で作業員らの治療に当たった同病院救命救急センターの前田重信医長(48)が指導に当たった。「靴も汚染している可能性があるのでビニール袋に入れて」「汚染作業区域から区域外へ出るときは防護服などを慎重に脱ぎ、片足ずつ外へ出る」などと助言していた。

 チームリーダーを務めた救命救急医の東裕之医師(35)は「防護服を身に着けると耳も口も遮られるので大きな声で積極的に声掛けしながら作業を進めた。訓練を通して被ばく医療の知識と技術を共有していきたい」と話していた。

 同病院は原発事故時に被ばく医療の中核を担う県の「原子力災害拠点病院」に指定されている。


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