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町議会が大飯原発再稼働に同意 町長は訓練報告後に判断

  • 2017年9月9日
  • 10:15
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浜上雄一議長(左)から再稼働同意の報告を受ける中塚寛町長=8日、福井県おおい町議会全員協議会室
浜上雄一議長(左)から再稼働同意の報告を受ける中塚寛町長=8日、福井県おおい町議会全員協議会室

 福井県おおい町議会は8日、全員協議会を開き、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働に同意することを正式決定し、中塚寛町長に伝達した。再稼働に向けた地元同意手続きの第1段階が終わり、町長の判断に焦点が移った。中塚町長は全協後の取材に対し判断時期の明言は避けたものの、現地視察のほかに、12日に関電が行う高浜、大飯両原発で同時に事故が発生する「同時発災」事故制圧訓練の成果報告を受けた上で判断する方針を明らかにした。

 全協に先立って開かれた原子力発電対策特別委では、複数の委員が「広域避難計画や使用済み燃料の問題に不安の声がある」と指摘しつつも、12人全員が再稼働に同意する意見を述べて同意方針を決定。全協で浜上雄一議長を含む全13議員の賛同を確認した。

 同意の文書では▽新規制基準に適合した安全性▽国のエネルギー政策における原子力の位置づけや広域避難対策▽現場での安全対策実施状況▽再稼働に対する町民の理解―の4項目を、町民説明会や視察などを通じて確認したとしている。地元6団体から、再稼働による経済活性化を求める要請が出されたことも同意判断の理由に挙げた。

 報告を受けた中塚町長は「しっかりと重く受け止める。今後は確認すべきことを確認し、しかるべき時期に町としての判断をしたい」と答えた。

 全協後の記者団の取材に、浜上議長は「使用済み燃料の中間貯蔵は喫緊の課題。避難計画も(国などに)改善や充実を求めていく」とした上で「疲弊した地域経済を活性化させるため、安全確保を第一に早く再稼働してほしいという町民の声にこたえた」と説明した。

 中塚町長は現地視察や判断時期に関し「スケジュール感はない」とあらためて強調。12日の同時発災事故訓練には町職員を派遣する考えを示した。この日は町役場前で「若狭の原発を考える会」のメンバーら約30人が、「再稼働を許すな」などと書かれた横断幕を掲げて抗議。特別委の冒頭、複数の傍聴者が大声で野次を飛ばしたため、委員長が2人の退出を命じる一幕もあった。


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